ワイラーズのギタリスト、テルくんが以前からセミアコのギターを欲しがっていた。
ギブソンの335かジャパンビンテージで悩んでいたので、
ジャパンビンテージを薦めた。
彼が持っているオコースティックギターはYAMAHAのオールドギター。確か「FG-180」の赤ラベル。

ギブソンというメーカーにはあこがれもあるが、テルくんらしくない。
やはり、昭和の匠が入魂のジャパンビンテージを使って欲しい。
オモシロイのは、海外のオークションと日本のオークションを比較すると、海外でのほうが古い日本のギターが評価が高い。
新しいギブソンは工場が移転してから作りも別物で、クレームが多く、取り扱いを控える楽器店が増えているようだ。
最近の中国製のギターは、昔、海外ブランドに負けまいとがんばっていた日本のメーカーのように、だんだん作りがよくなっている。
昭和40年ごろの「ビザール」と言われていた頃から「名品」といわれるようになり、海外ブランドを脅かす存在になったのに似ている。
これは車業界でもそう。
まさか日本のメーカーがトップになるとは、昔のデトロイトも思っていなかったろう。
と、言っても中国製のものは「良くなってきていて安い」といっても過度期。
いま「中国製」とバカにしているのが「ビンテージ」と呼ばれるには有名メーカーの下請けで「輸出」だけでなく作っているのではなく、独自ブランドが出来るほど「国内需要」というか、国内での愛用者が増えないとだめだろう。
実際には中国発信のブランドも増えてきているのかも知れないが・・・・・
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結局購入したのが、
YAMAHA SA-90。

1973年5月発売で1977年頃まで販売していたジャパンビンテージ。
やはり、海外でも評価の高いモデル。
判る範囲の仕様は、
発売当時の価格 = \90,000
マイク = 高性能ハムバッキングマイク×2
胴・棹 = カエデ
指板 = 黒檀
糸巻 = ヤマハ特製ダイカスト
重量 = 3.8kg
色 = ナチュラル、サンバースト
ハードウェア = ゴールド仕上げ
というところ。
昨晩、さっそく見せてもらう。
オリジナルのハードケースも美品。
ジャージーな音からロッキンな音まで、幅広く使えそう。
1ドル=340円ごろの時代、楽器店の陳列棚に、今のようにギブソンやフェンダーなど無い時代に、最上段に飾られていたであろう名機である。

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