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『CHEER DOWN』はジョージの曲名からです。エリック・クラプトンが音楽担当した映画『リーサルウェポン』シリーズ。そのシリーズの『リーサル・ウェポン2 炎の約束』のエンディング曲でもありました。91年のクラブトンとの来日コンサートでも元気に歌っていたのが今でも忘れられません。実は『CHEER DOWN』という英語は存在しません。ジョージの造語なんです。『がんばって!』と掛け声を掛ける時に『CHEER UP !』と言いますが、ジョージは『無理をしなくていいよ』という意味でこの言葉を作りました。

マスターの独り言

ここは小さなバー、CHEER DOWN。マスターの日記です。

8.「火星の王女」

火星の王女

「火星の王女」

バローズ作 / 亀山龍樹 訳 ・ 沢田重隆 絵


同出版社では挿絵とタイトルを替えて版を重ねています。

イラストは山本 貴嗣さん。


火星のプリンセス (冒険ファンタジー名作選(第1期))火星のプリンセス (冒険ファンタジー名作選(第1期))
(2003/10/15)
エドガー・R. バローズ

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「あらすじ」

自称生まれ育ちも年齢不詳という元南軍の騎兵大尉ジョン・カーターは金鉱山探索中のある夜アパッチ族に襲われ、アリゾナの洞窟で体外離脱し忽然と火星に移動した。

火星は発達した科学を背景に、四本腕の緑色人(緑色の皮膚と4本の腕、突き出た目と二本の牙がある卵型の頭部を持ち、卵生である)や赤色人(外観は地球人にそっくりで、体色は鮮やかな赤色)などの諸人種の火星人が、それぞれに帝国を作り戦争に明け暮れる戦国時代であった。

ジョン・カーターは緑色人のサーク族に捕らえられるが、地球よりも小さな重力からもたらされる跳躍力などの驚異的な身体能力で緑色人社会で一定の地位を得る。

ある日、カーターは自分そっくりな人間(赤色人)に遭遇する。

それは科学調査の途上、野蛮な緑色人の捕虜となった、赤色人王国ヘリウムのプリンセスにして絶世の美女、ソリスだった。

邪悪な緑色人皇帝ハジュスの元からソリスを連れて脱走する。

ヘリウムへ向かう旅の途中、緑色人ワーフーン族の襲撃を受け、カーターは一人で敵を引き受けてソリスを逃がす。

ワーフーン族から逃げ出し、ゾダンガ族にソリスが捕まっていることを突き止める。

友人タルカスと皇帝ハジュスの決闘。

カーターはサーク族の新たな皇帝となった友人タルカスの助けを受け、戦いの末ゾダンガ族に捕まったソリスを取り戻す。

火星に平和が訪れ、カーターはヘリウムの大将軍となる。

が、ある日、もらった屋敷の中庭で、まわりの景色が薄らいでゆく。

カーターがそこに見たのはかつて地球を後にした時の見覚えのあるアリゾナの洞窟と元の自分の体だった。

発見した金鉱で裕福に暮らすも火星への思慕はつのるばかりであった。

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「感想」

非常に面白い作品でした。

「SF」とは「Science Fiction.」の略なのですが、この作品は「Space Fantasy」というものでした。

バローズといえば「ターザン」の生みの親。

ターザンが火星で大活躍とでもいうような、痛快な作品でした。

「著者あとがき」というのがあります。

これによると、主人公ジョン・カーターの手記を整理して、第一回目の冒険を、甥であるエドガー・ライス・バローズが書いたとのこと。

この小説では、カーターが一回目に死んで(?)火星に行くのはアリゾナ。

その次に、ハドソン川の自宅で同じような状態になり、遺言で「ふたのないひつぎにいれ、みたまやのドアを内側からもあけれるように」となっていたとのこと。

その35年後に、少しも年を取っていないカーターから、冒険のことをぎっしり書いてあるノートを受け取ったのだとのこと。

非常に面白い設定である。

先に述べた「Science Fiction.」という定義だと、火星にカーターが行くために「理屈」が必要になる。

が、作者の叔父さんの不思議な話ということにした時点でおとぎ話は真実味をおびてくる。

こういう話はあまり得意ではなかったのですが、もし、子供の頃に読めてたらと悔しく思えます。

大人の私が熱中できました。

もし、映画化されれば、かなりの大作になると思います。

続編もあり、カーターはそののち、火星の死者の国や、地底の都を探検したりします。

また、息子が活躍する話や孫娘まで登場するほど火星シリーズは人気とのこと。

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エドガー・ライス・バローズ

(Edgar Rice Burroughs, 1875年9月1日-1950年3月19日)

1875年9月1日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴで誕生。

1900年、エマ・ハルバートと結婚する。様々な職業を転々とする。

1911年にオール・ストーリーズ・マガジン社に送った小説原稿「デジャー・ソリス、火星のプリンセス」 (Dejah Thoris, Princess of Mars) の前半をトーマス・ニューウェル・メトカーフが気に入り採用される。

1912年2月~6月「オール・ストーリーズ」に『火星の月の下で』(Under the Moons of Mars、後に『火星のプリンセス』と改題され火星シリーズの第1冊となる)連載。

同年10月『類猿人ターザン』(ターザン・シリーズ)掲載をきっかけに、人気大衆小説家としての地位を確立した。

1917年、『火星のプリンセス』出版。

1950年3月19日カリフォルニア州エンシーノで心臓病のため死去。作品は70冊に及んだ。

火星シリーズ

火星のプリンセス (A Princess of Mars)
火星の女神イサス (The Gods of Mars)
火星の大元帥カーター (The Warlord of Mars)
火星の幻兵団 (Thuvia, Maid of Mars)
火星のチェス人間 (The Chessmen of Mars)
火星の交換頭脳 (The Master Mind of Mars)
火星の秘密兵器 (A Fighting Man of Mars)
火星の透明人間 (Swords of Mars)
火星の合成人間 (Synthetic Men of Mars)
火星の古代帝国 (Llana of Gathol)
火星の巨人ジョーグ (John Carter of Mars)

金星シリーズ

金星の海賊 (Pirates of Venus)
金星の死者の国 (Lost on Venus)
金星の独裁者 (Carson of Venus)
金星の火の女神 (Escape on Venus)
金星の魔法使 (The Wizard of Venus)

月シリーズ

月の地底王国(早川)/ 月のプリンセス(創元) (The Moon Maid)
月人の地球征服(早川)/ 月からの侵略(創元) (The Moon Men)

ターザン・シリーズ

類猿人ターザン(早川)/ ターザン(創元) (Tarzan of the Apes)
ターザンの復讐(早川)/ ターザンの帰還(創元) (The Return of Tarzan)
ターザンの凱歌 (The Beasts of Tarzan)
ターザンの逆襲 (The Son of Tarzan)
ターザンとアトランティスの秘宝 (Tarzan and the Jewels of Opar)
ターザンの密林物語 (Jungle Tales of Tarzan)※ターザンの少年期を描く短篇集
野獣王ターザン (Tarzan the Untamed)
恐怖王ターザン (Tarzan the Terrible)
ターザンと黄金の獅子 (Tarzan and the Golden Lion)
ターザンと蟻人間 (Tarzan and the Ant Men)
密林の王者ターザン(河出書房) (Tarzan, the Lord of the Jungle) ※ハヤカワ文庫からは未刊
ターザンと失われた帝国 (Tarzan and the Lost Empire)
地底世界のターザン(早川)/ ターザンの世界ペルシダー(創元) (Tarzan at the Earth's Core) ※地底世界シリーズとのコラボレーション
無敵王ターザン (Tarzan the Invincible)
ターザンと呪われた密林 (Tarzan Triumphant)
ターザンと黄金都市 (Tarzan and the City of Gold)
ターザンとライオン・マン (Tarzan and the Lion Man)
ターザンと豹人間 (Tarzan and the Leopard Men)
(未訳) (Tarzan's Quest)
ターザンと禁じられた都 (Tarzan and the Forbidden City)
ターザンと女戦士 (Tarzan the Magnificent)
(未訳) (Tarzan and the Foreign Legion)
ターザンと狂人 (Tarzan and the Madman)
勝利者ターザン (Tarzan and the Castaways) ※3篇からなる短篇集
ターザンの双生児 (The Tarzan Twins)
石器時代から来た男 (The Eternal SavageまたはThe Eternal Lover)
(未訳) (Tarzan : the Lost Adventure) ※ジョー・R・ランズデールとの合作
現在はいずれも絶版状態である。

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亀山龍樹

(かめやまたつき、1922年6月10日 - 1980年3月23日)

佐賀県生まれ。

東京大学文学部インド哲学科卒業。

日本児童文芸家協会理事、少年文芸作家クラブ会長を務める。

息子に、写真家の亀山哲郎がいる。

一般向けのSF・ミステリ・冒険小説を児童向けに抄訳することを主たる仕事とした。

代表的な訳書にスターリング・ノース『はるかなるわがラスカル』(アニメ「あらいぐまラスカル」の原作)、ギャリコ「ハリスおばさんシリーズ」、ネルスン・ボンド『宇宙人ビッグスの冒険』、ジョン・クリストファー「三本足シリーズ」など。

訳書の総数は、20年強の活動期間に対して100冊前後。

創作の著書としては児童向けの『宇宙海ぞくパプ船長』と『ぞうのなみだ』の二作がある。

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今回、絵を担当された沢田重隆氏については、明細が不明により割愛させていただきます。





テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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