

私が現在メインで使用しているプリメインアンプです。
このシリーズは1973年に「CA-1000」が発売になりました。
『Ⅱ』と付いている通り、このシリーズの第2世代モデルです。
CA-1000Ⅱはヤマハのプリメインアンプの中では高級品で、雑誌等の評価も抜群のモデルだった。
(当然、40代の私はリアルタイムでは購入していませんが・・・・)
第二世代までは、外観もあまり変化ありませんが、CA-1000ⅢになるとVUメーターなどが付き、マイナーチェンジとは言えない位の進化をします。
(「CA-1000Ⅲ」が欲しいのてすけどね)
このブログではあまり専門的な話はオモシロく無いので、興味あるかたは専門サイトなどで調べてください。
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最近、またアナログオーディオが俄かに脚光を浴びてきてます。
日本を代表するレコードプレーヤーメーカーのDENONも新機種のプレーヤーを発表したりしています。
オーディオマニアの中で、真空管アンプが人気があったりします。
最近、若い人からも、
「オーディオアンプが欲しいのだけど、真空管がいいんでしょ?」
というような声を聴きます。
正直、私は真空管アンプがよく判りません。
(と言っても、昔パイオニアの古いのを持ってましたが、大きな音が出ないので処分)
なぜなら、私の聴く音楽(アナログ盤)が、トランジスター全盛時代に入ってからのモノが多いということ。
つまり、レコードの作り手側が既にトランジスターの技術でレコードを作っている。
真空管アンプだと、確かに温かみのある音が得られるのですが、
「カラオケでエコーを掛ければ誰の歌でもそこそこ聞ける」的な感じが好みではありません。
と言って、真空管アンプを否定している訳ではありません。
最近聞き始めた、50年代の録音のジャズなんかは、録音も真空管でしたし、作り手も真空管での再生を前提に(音を)作っています。
この頃のレコードを手にすると、昔持っていたパイオニアの真空管アンプを手放したことを悔やんだりします。
こういうものは、TPOと好みということです。
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私の数あるアンプ達にはA級とB級の切り替えスイッチが付いたものが多いです。
この時代(70年代中期~80年後期)によくあった切り替えですが、どういうモノかといいますと・・・・
大出力で鳴らしたい時はB級。
が、小信号時高域でクロスオーバー歪が耳に付くことがあります。
A級で動作させると歪は減少し、透明度の高い音質が得られます。
「なら、最初からA級に切り替えておけばいいじゃない?」私のCA-1000Ⅱで話をすれば、
B級だと200W(ワット)なのですが、A級だと30Wになってしまいます。
音量が約1/7と極端に低くなります。
しかし、電気の消費量まで少なくなってくれる訳ではりません。
当然、音が小さくなった分、ボリュームを上げることになります。
若いころ、このCA-1000Ⅱの上級機種のCA-2000というのを1986年に手に入れたとき、初めて手に入れたA級回路付きのアンプということで、A級回路ばかり使っていました。
後日、電気代の請求を見てビックリ。
金は無くても、音楽だけは聴いていた時代。
金が無いと音楽も楽しめないということを痛感しました・・・・・・・・・・・・・・・・
試しに、電気メーターを見ながら、A級のスイッチを入れ、ボリュームを上げると電気メーターは凄い勢いで回っていました。
「良い音で聴きたいなら電気代を惜しむな」という時代のアンプです。
で、そこまでの音の違いがあるのか?
正直言って、そこまでの音の違いを確認出来るほどの音量を出すと、近所からの通報によりパトカーが駆けつける事態は必至です。
(私のシステムがイマイチのせいかもしれませんが・・・)
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あと、写真のように側面はウッドパネルです。
昔のアンプは高級機種だとこういうパターンが多かったです。
ウッドパネルだけ別売で後で取り付たりとか、色々なパターンでしたが、「高級=木目」の時代でした。
若い人達にいつも言うのですが、
「昔はテレビも
木で出来てたんだよ。」
優美なデザインのキャビネットに包まれた、高度成長期の贅沢なアンプです。
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ほとんど使わない機能なのですが、このアンプにマイクも繋げることが出来ます。
取り扱い説明書の回路図を見ると、マイク専用アンプを搭載しており、音質劣化を防いでいます。
が、本体のリアパネル(後部)にマイクの差込口があり、普通、壁を背にしてセッティングするオーディオで、どれだけの人がマイクを使ったのでしょう?
重量15.5Kgのこのアンプ。
おいそれと動かすことが出来ないにも関わらず・・・・・・
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無駄(ゴメンなさい必要な人もきっといるはず・・)な機能、優れた機能満載の名機です。
あ、あまり優れた機能の説明をしていないような・・・
PHONO(レコード・プレーヤー)が2台繋げる入力は、僕としては「買い」のポイントでした。
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僕の先輩世代のアンプですが、中学生の頃からアンプ買うなら「ヤマハ」か「サンスイ」と決めていましたから・・・・・・
って、結構「トホホアンプ」も買ったのですけどね。
↓愛の一押しを・・・
オークションで買いました。
サブ用にそれもヘッドホンでしか聞かないのに落札しました。こんな大きな物とは思いませんでした。ただ名機というだけです。
ヘッドホンで聴くときはAとかBのスイッチは関係ないのでしょうか?
【2015/07/22 12:46】
URL |
杉山博伸 #zHlDEwls [
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杉山さん、はじめまして。
Aに切り替えて、音が小さくなりませんか?
ヘッドフォンな性能にもよりますが、あと、ソースによっては、あんまりA級の意味ないものあります。
僕はレコードの時だけたまに使います。
いいアンプです。大切にしてください。
【2015/07/22 14:50】
URL | マスター #- [
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