先日30年前にあこがれていたオーディオアンプを高級オーディオ店で見かけ購入してからまたアナログディスクを連日のように聞き始めた。
ここ最近はビートルズを聞いている。
私は昔から物を処分出来ない方で、最初に買ったビートルズのシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」なども未だに所有している。
ビートルズを聞き始めたのは小学校6年生のラジオで。
当時香川の島に住んでいたのだが、ラジカセで初めて「ペニーレイン」という曲を聴き虜になる。
テープにその「ペニーレイン」を収めて友達に聞かせるが、流行歌にしか興味なかった友人達からは洋楽を勧める自分は生意気に写ったようである。
程なくして中学から京都に住み、音楽というものがもっと身近なものになった。
が、当時の自分はコンポなどなく、義母からの電蓄を譲り受ける。
電蓄といってもステレオタイプなのはまだ幸いであった。
義母が音楽好きだったのが幸いに、以前聞いたビートルズが忘れられなくてレコードが欲しいとねだるのだが、今となってはなぜそのレコードになったのかは不明な「プリーズ・プリース・ミー」と「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」のシングル2枚。
「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」の方はNHKの「みんなのうた」という番組でフォーリーブスが日本語で唄っていたためであろう。
そのレコードを何回も何回も義母にビートルズのすばらしさを訴え、無理につき合わせられている義母はやさしくコーヒーを飲みながら私に付き合ってくれた。
高校入学と同時にSONYのコンポを購入してもらうのだが、それまでは義母の電蓄でビートルズやカーペンターズ、義母の持っているアンディー・ウイリアムスなどを聞いていた。
その後、ビートルズに関して言えば、アナログレコードは殆どコンプリート。
ビートルズになりたくてギターを始め、ロックにドップリつかった。
ディスコブームなどが来て、ブロンディーやアラベスクなども聞いた。
で、クラフトワークなどから始まるテクノ。
テクノがプログレッシブ・ロックからダンス・ミュージックに変貌を遂げるころ、私も仕事というものに追われ、生活の中から音楽が遠いものとなっていく・・
今「チア・ダウン」というジョージ・ハリスンの曲名から拝借したバーをしているということは、音楽が私の人生に大きな影響を与えているのは間違いない。
CD時代が来てからビートルズのCDも購入したが、それはただ聞くだけであった。
久しぶりに針を落とすこのレコードは、あの時義母と一緒に聞いた懐かしい、しかも「ビート」という言葉のとおりのものである。
なぜ、あんなにビートルズに熱中したのかやっと思い出した。
トラックバックURL
→http://cheerdown.blog7.fc2.com/tb.php/3-c172415e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)