【 製作年 】 1989年
【 製作国 】 日本
【 配給 】 松竹
【 スタッフ 】
監督:押井守
【 キャスト 】
古川登志夫
冨永みーな
大林隆介
榊原良子
他
あらすじすべてが朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺する。
その口元に嘲りの笑みを浮かべながら…。
これが、すべての始まりであった。
1999年の東京。工事現場など生活の至るところでレイバーと呼ばれるロボットが活躍。
警察でもパトレイバーが導入されていた。
ちょうどその頃、レイバーは更新時期に入り、頭脳を操るコンビーュータOSはHOSという新型OSに書き換えられていた。
ある日、自衛隊レイバーを始めとするレイバーの謎の暴走事故が発生、特車二課が調査に乗り出した。
東京を壊滅できるだけのコンピュータ・ウイルスが仕掛けられた計画的犯罪で、HOSが関係しているとわかるが、その開発者は自分のデータを消して姿をくらましていた。
東京湾岸では東京の土地問題を一挙に解決しようと今世紀最大の洋上工事計画=バビロン・プロジェクトが推進されていた。
ここには全国で稼動中の45%のレイバーが集中し、その整備は洋上プラットホーム=方舟で行われていた。
やがて特車二課はHOSがある条件下で暴走することをつきとめる。
一定の風速を越えた際に生じる高周波によるもので、そのキーは方舟だった。
そしてその日は刻々と迫っていたのだった。
大型台風が東京湾に接近中であった。特車二課の面々は台風上陸前に方舟を解体しようと乗り込むが、作業途中でHOS搭載済みのレイバー達が暴走を始めてしまう。
襲いかかるレイバー達。
その中でなんとか方舟の自己崩壊システムを起動、方舟は崩壊し危機は過ぎ去るのだった。
・・・・・・・・・・・・・・
感想まず1989年 の公開作品ということ。
で、作品内容が「コンピュータウイルス」による事件という点の先見性に驚く。
僕はコミックでしか読んでなかったので、コミックではさほど重要性の無かったHOSの話と意味ありげに出てきたものの、まったくストーリーに絡まなかった帆場暎一の話。
コミック当時、まだ自宅にはパソコンも無く、会社のオフィスでエクセルを必死でいじっていたぐらいだった。
連載当時、訳十年後の昭和をイメージしての作品だったはず。
使われているディスクのようなメディアは、流石に今の若者が見たら「あれは何?」となるだろうが・・・
まあ、言いたいのは、
前回にも言ったが、「踊る大捜査線」は「パトレイバー」や「逮捕しちゃうぞ(藤島康介の漫画)」を参考にしているとという点。
ロボット漫画ではないということ。
マニア的にいうと、ヘッドギアがどうとか、押井守がどうのとかありますが、2015年に実写の「機動警察パトレイバー」が上映前に、コミックや映画を観てみようというだけの話。
カラスの描写や、退廃ムードの長回し・・・
僕の苦手な中国生まれのハリウッド映画監督みたいな感じ・・・それでも、元の作品が好きなので良かったです。
まあ、感想については人それぞれということで。
僕はコミックスから入ってるので、後藤隊長はもっと昼行燈だし、相違点は多くあり、どうもしっくりこない・・・
が、コミックスとは別物の警察ドラマと考えれば上物の部類と思います。
楽しく拝読させていただきました。マスターらしい切り口のコメントだと感じました。
劇場作品への思い入れはマスターとかなり違いますが(笑)、またいろいろと感想を聞かせてください。
【2013/11/03 14:09】
URL | C #- [
編集 ]
>Cさん
こういう作品の感想を思いのまま書いたらキケンですからね。
【2013/11/03 14:26】
URL | マスター #- [
編集 ]
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