
ビートルズのイギリスでのデビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」。
1962年10月5日にパーロフォンからリリースされた。
17cmのアナログ・シングルで、B面には「P.S.アイ・ラヴ・ユー」が収録されていた。
このイギリスの音楽史における重要な節目を記念して、アップルとEMIは、オリジナルのパーロフォンのジャケットを用いた限定盤のレプリカ・シングルを11月14日(海外:10月22日)にリリースしました。
記念盤シングルの音源には、2009年のモノ・リマスターが用いられました。
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よく見ると、真ん中の穴が「ソリッド・センター」と言われる小穴だけが空いている。
まあ、原題ならこれでいいのだが「復刻」としているなら、ここをオリジナル通り「プッシュ・アウト・センター」にしてほしかった。
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上がUK盤の、当時のオリジナル。
大きな穴の中に小さな穴を開けたアダプターが最初から取り付けてあるようなレコード。
これを「プッシュ・アウト・センター」と言い、ジュークボックスなどにかける場合は、そのアダプター部分をプラモデルの部品を取り外すようにポキリと折って大きな穴にする様な仕掛けの物。
実はシングルの穴サイズは1949年頃に発売されたオートチェンジャープレイヤーのシャフト部分の太さに合わせて大きくされたものなのです。
このプレーヤーはシングル盤を8枚セットして連続演奏出来る機械なのですが、この機械が大好評で、その後から開発されたオートチェンジャープレイヤー、そしてジュークボックスなどが全部シングルの穴を大きく設計するようになったのです。
これは機械的にかける為に穴が大きいほうがレコードの安定性がよいという理由があったのですが、それに併せてシングルレコードも穴が大きくなりました。
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件の「ラヴ・ミー・ドゥ」は、ジュークボックスなどにかける場合ポキリと折って大きな穴にする「プッシュ・アウト・センター」でした。
まあ、今、この時代にそういうプレスは出来ないというか、無駄な作業かも知れませんが、万が一、ジュークボックスで掛けようとジュークボックスを用意している人がいたら掛けれません・・・いないと思うが・・・
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関係ありませんが、当時のもので「黒ラベル」というのがあり、ビートルズのUKシングルの「ラヴ・ミー・ドゥ」は「赤」より「黒」が貴重だったりします。

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