

かなり久しぶりに「かるかん饅頭」を頂きました。
薩摩出身の「おごじょ」であるお客さんからの差し入れ。
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「かるかん饅頭」とは、鹿児島県の名物・定番の和菓子。「軽羹」と書く。
米粉と山芋を材料に、ふっくらと蒸し上げられており、独特の香りがする。
はるか以前に食べたときは、和菓子好きの僕にしては普通の反応でした。
その「おごじょ」曰く、
「ここのメーカーの『かるかん饅頭』が一番美味しい、お土産屋さんで売っているのはイマイチ」
続けて、
「元々は山芋の『かるかん(川の部分)』だけの食べ物で、餡の入っていない『かるかん』だけも、このメーカーは自信を持って作っている。私は『かるかん』だけも大好き。その『かるかん』に餡を入れて『かるかん饅頭』となり、それがポピュラーになった」
とのこと。
元は餡の入っていないものが普通だったらしい。
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一つ頂いてビックリ。
限りなくモッチリとした「かるかん」に、スッキリとした「餡」。
どうせ「饅頭」にするからと「かるかん」を手を抜かず、「かるかん」だけでもしっかり成立している、ちゃんとした「かるかん饅頭」はめちゃくちゃ美味しかった。
一人で「あっ」というまに食べてしまいました。
現在、僕の「饅頭」というカテゴリにおいて、堂々の一位。
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やっぱり、誠実なお店はネットで簡単に買えないし、地元の人とネットの口コミでは温度差はいなめない。
かつての「霧の森大福」がネット販売をやめた理由が判る気がする。
本当に美味い物は「TPO」が重要、たとえばヘミングウェイに憧れ「フローズン・ダイキリ」はキーウェストでフロリダの海を見ながら呑んでこそ美味い。
クーラーのかかった涼しいバーで頼んでもイマイチだろう。
今回の「かるかん饅頭」もネットで簡単に買えないのは「賞味期限」の短さ。
ちょっと手を加えれば期日は延長できネット販売も可能なのだろうが・・・
「味」のほうを追及の姿勢に好感。
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一箱食べたが、追加が欲しい。
これは、やはり僕に新幹線「さくら」に乗って「買いに来い」と言っているのか・・・
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菓心 徳丸屋 営業時間 午前9時~午後7時
定休日 毎週火曜日
〒895-1812 鹿児島県薩摩郡さつま町虎居13-8
電話番号 0996-53-0101
FAX番号 0996-53-0199
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