
【 製作年 】 2011年
【 製作国 】 日本
【 配給 】 東宝
【 スタッフ 】
監督:鈴木雅之
原作:万城目学
脚本:相沢友子
音楽:佐橋俊彦
【 キャスト 】
堤真一
綾瀬はるか
岡田将生
沢木ルカ
森永悠希
和久井映見
中井貴一
他
http://www.princess-toyotomi.com/">公式サイト:
http://www.princess-toyotomi.com/・・・・・・・・・・・・・・・・
あらすじ会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。
順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査する。
調査に不備なことは無いものの、なにやらおかしなことがある。
中学でイジメに遭う少年と、少年を庇う勝気な少女との出会い。
大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。
そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していく。
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感想「
鴨川ホルモー」に続く万城目学氏の原作の映画化。
原作は「プリンセス・トヨトミ 」と「・」が付くのだが、なぜか映画は付かない。
映画は原作では男性だった鳥居を女性に、女性だった旭を男性に変更したり、10日間の出来事が4日間に変更されています。
細かくあげればキリがないですが、変更箇所はかなり多く、印象も異なるので両方お勧め。
2009年にNHK-FM放送の「青春アドベンチャー」でも全10回でラジオドラマとして放送されていましたが、一回が15分の番組で、時間の制約上、原作からカットされる箇所が多かったです。
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昔、京都にいたころ、大阪の友人などと話すと、やたら「太閤さん」という単語が出るほど、大阪の人間にとっては「豊臣秀吉」が彼らの「精神的支柱」となっているのは感じていて、まかり間違っても「豊臣秀吉」の悪口は言えなかった。
鹿児島なら「西郷隆盛」、仙台なら「伊達正宗」といったところだろう。
面白いのは、大阪の人間にとって「普通」のことを大阪出身の作者が客観視し、そのオモシロさに着眼したところだと思う。
「オモロイ」大阪のノリと「熱烈な郷土愛」。
このあたりのことが理解できていれば、作品のオモシロさは倍増。
阪神タイガースの「背番号10は?は」との問いには、「花形満」と、即答できるほど、漫画「巨人の星」での人気キャラクターは「花形満」だったりする。
居酒屋で「東京出身」だとバレると「何イチびってんねん?!」と、関係ないオヤジが食ってかかってきたり・・・
あの「首都東京」に対する「敵対心」・・・
あながち「大阪国」というのは本当なのかもしれない・・・
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また、親子(父と息子)の「在り方」などを考えさせられた「感動」的な場面が印象的。
マスターの評価
★★★★☆っつ。
豊臣秀吉は好きです。
底辺から天下人にのし上がる超人っぷり。
割とえげつないこともしてますが(鳥取城のアレとか小田原のアレとか秀次のアレとか)あの時代を考えたら……うん。
阪神はいまひどいです。つらい。
【2011/06/03 07:50】
URL | いずき #0TN6pzxw [
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こんにちは、いずきさん。
当時のこと考えればアレは「普通」でしょう・・
大阪の人は、会ったこともないのに「太閤さんは親しみやすい人だから」と大好きなんです・・
阪神は・・・まあ、いいや・・
【2011/06/03 08:36】
URL | マスター #- [
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