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『CHEER DOWN』はジョージの曲名からです。エリック・クラプトンが音楽担当した映画『リーサルウェポン』シリーズ。そのシリーズの『リーサル・ウェポン2 炎の約束』のエンディング曲でもありました。91年のクラブトンとの来日コンサートでも元気に歌っていたのが今でも忘れられません。実は『CHEER DOWN』という英語は存在しません。ジョージの造語なんです。『がんばって!』と掛け声を掛ける時に『CHEER UP !』と言いますが、ジョージは『無理をしなくていいよ』という意味でこの言葉を作りました。

マスターの独り言

ここは小さなバー、CHEER DOWN。マスターの日記です。

ヒア アフター - Hereafter -

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【 製作年 】 2010年
【 製作国 】 アメリカ
【 配給 】 ワーナー・ブラザース映画

【 スタッフ 】
監督・製作・音楽:クリント・イーストウッド
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ピーター・モーガン
撮影:トム・スターン

【 キャスト 】
マット・デイモン
セシル・ドゥ・フランス
ブライス・ダラス・ハワード
ジョージ・マクラレン
フランキー・マクラレン


http://www.hereafter.jp">公式サイト:http://www.hereafter.jp

・・・・・・・・・・・・・・・・・

あらすじ

パリで活躍するジャーナリストのマリーは、恋人との休暇を楽しんでいた東南アジアで、津波にのみこまれて死にかける。

無事に帰国してからも、呼吸が停止した時に見た不思議な光景が忘れられず、仕事も手に付かない。しばらく休暇を取ることになったマリーは、自分が見たものを突き止めようと調査を始める...。

かつて霊能者として活躍していたサンフランシスコのジョージは、死者の対話に疲れはて、今は工場で働いていた。

人生を変えようと通い始めた料理教室で知り合ったメラニーに好意を寄せるが、ジョージの「才能」が原因で、彼女は去ってしまうのだ...。

ロンドンで母と双子の兄と暮らすマーカスは、突然の交通事故で兄を亡くす。

母と引き離され里親に預けられたマーカスは、もう一度兄と話したいと霊能者を訪ね歩くが、なかなか本物はいなかった。

そんなある日、マーカスは、ジョージの古いウェブサイトにいきあたる。

死という謎にとりつかれたこの3人が、ある日ロンドンで何かに導かれるように出会い、人生がからみあってゆく。

3人は一体何を見つけるのだろうか…



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

感想

東北地方太平洋沖地震の日、世間でそのようなことが起こっているとは知らず映画を観た。

映画で観た津波のシーン。

それが現実に起こっていたとは・・・

・・・・・・・・・・・・・

リバタリアニズムを自称するクリント・イーストウッドの監督作品。

グラン・トリノ」で、頑固親父のカッコイイ人生の幕引きを見せ付けた。

が、今回は「来世」について。

不謹慎覚悟の発言だが、これは監督自身が「死」というものを「こうあるべき」と決断したものの、やはり「不安」に駆られ「希望」として「来世」というものが存在していてほしいと思っているのか?とも思えた。

前作「インビクタス/負けざる者たち」よりは好きな映画。

が、評価は分かれるだろう。

自分に「死」というものが訪れることを真剣に考えられなければ、この映画は胸を打たない。

同一の監督とは思えないほどテーマが正反対のような気はするが、いずれにしても「死」というものが大きなテーマ。

ただの「良い話」としてなら評価はイマイチ。

・・・・・・・・・・・・・・

別段、僕は「幽霊」とか「オカルト」を好んではいない。

「幽霊」というだけでビビって「怖いもの」と思っている人が多い。

僕がもし不慮の事故で死んで、遺族に伝えたいことがあって、遺族の枕元に立った時、遺族がイタズラに怖がったら幽霊の僕は悲しいだろう。

ここには書かないが、オカルトなどを信じていなくても不思議なことは何度か体験している。

が、僕はそういうたぐいの話は時間の無駄と考えている。

もっと有意義に生きるべきと実存主義だった。

それでも、自分に確実に訪れる「死」のことを考えると、この映画が事実であればという願いもある。

イーストウッドも歳を取り、自分の「死」が確実に見えてきて「願い」にも似た形でこの映画を製作したというのは深読みしすぎだろうか。

インタビューなどでは触れていないが、彼にしてはテイストが異質な映画。

不謹慎にも思えるが、人間全て、この世に生を受けて、等しく与えられているものは「死」である。

このことがあるから、人間はみな「哲学者」なんである。

イーストウッド曰く、

「人生に結論を出すことは出来ないだろう。だが、人との出会いが人生を変えることはある。その結果、過去に経験した苦しみを乗り越えて幸福で満足した人生が送れるようになる」



・・・・・・・・・

運良く、本当に運良くとしか良いようが無いが、50年近く生きられた。

先を行く先輩のイーストウッドが「グラン・トリノ」や本作で、おぼろげながら道しるべを与えてくれたような気がする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

イーストウッドの映画のように書いてますが、当然、製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグやピーター・モーガン の脚本や素晴らしい役者さんあっての映画です。

まあ、贔屓の引き倒しということで・・



マスターの評価。

★★★★☆っつ。

今回の災害に遭われた方のことを思うと「来世(Hereafter)」が存在することを切に願う。



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント


怒られそうですが、マスターの体験された「不思議なこと」…めっちゃお聞きしたいですぅ!
【2011/03/16 11:18】 URL | 赤井川塾 #H6hNXAII [ 編集 ] top


こんにちは、赤井川塾さん。

>不思議なこと
そうですね、カテゴリ「怖い話」にある「妖怪「湯鮫」」に似ていることですが、また他のことも書きたいと思います。

「グラントリノ」と本作、お勧めの映画です。
【2011/03/16 13:55】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


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