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『CHEER DOWN』はジョージの曲名からです。エリック・クラプトンが音楽担当した映画『リーサルウェポン』シリーズ。そのシリーズの『リーサル・ウェポン2 炎の約束』のエンディング曲でもありました。91年のクラブトンとの来日コンサートでも元気に歌っていたのが今でも忘れられません。実は『CHEER DOWN』という英語は存在しません。ジョージの造語なんです。『がんばって!』と掛け声を掛ける時に『CHEER UP !』と言いますが、ジョージは『無理をしなくていいよ』という意味でこの言葉を作りました。

マスターの独り言

ここは小さなバー、CHEER DOWN。マスターの日記です。

幻夢 オールタイム・ベスト・アルバム / シド・バレット&ピンク・フロイド

幻夢 オールタイム・ベスト・アルバム

幻夢 オールタイム・ベスト・アルバム - An Introduction to Syd Barrett - / シド・バレット&ピンク・フロイド

1.アーノルド・レーン (MONO)
2.シー・エミリー・プレイ (MONO)
3.アップルズ・アンド・オレンジズ(Stereo Version)
4.マチルダ・マザー(2010 Mix)
5.第24章
6.バイク
7.カメに捧ぐ詩
8.ラヴ・ユー
9.暗黒の世界
10.ヒア・アイ・ゴー(2010 Remix)
11.タコに捧ぐ詩(2010 Mix)
12.寂しい女(2010 Mix)
13.イフ・イッツ・イン・ユー
14.ベイビー・レモネード
15.ドミノ(2010 Mix)
16.ジゴロおばさん
17.興奮した象
18.ボブ・ディラン・ブルース

試聴する







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

久しぶりにシド・バレットの記事。

以前の記事。

昨年買ったCDでダントツの一位(僕の中で)だったアルバム。

デヴィッド・ギルモア・プロデュースの本作は、シド・バレットのピンク・フロイド時代の貴重なシングル盤も含み、昨年11月17日に登場した。

ピンク・フロイド期とソロ作の両方にまたがって選曲された、初となるオールタイム・ベスト・アルバムだ。

熱烈なファンからの要望で、様々な音源がレコード化されてきたが、いずれも納得のいく形の作品ではなかった。

プロデュースを手掛けたのは、旧友デヴィッド・ギルモア。

シドがバンド脱退後に加入したデヴィッド・ギルモア。

だが二人は学生時代からの友人であった。

デヴィッド・ギルモアがベースをプレイしたというトラックを追加した「ヒア・アイ・ゴー」(2010 REMIXヴァージョン)や、2010 MIXヴァージョンン4曲を含む、全18曲のシド・バレットの軌跡が収められている。

全てはデヴィッド・ギルモアが所有するアストリア・スタジオにて、全編2010年最新デジタル・リマスタリングが施されての登場。

アートワークは、シドの『帽子が笑う…不気味に』や、一連のピンク・フロイドのジャケット・デザインを手掛けてきたストーム・トーガソンという完璧な布陣。

CD時代になり、ジャケットに魅力を感じなかった僕だが、このジュケットが一発で「シド・バレット」と言わせるアートに身震いした。

ショップで思わず「パーフェクト・・」と唸ってしまった。

あざといベストの多い中、ジョージ・ハリスンの「オール・タイム・ベスト」も愛情の感じる出来に「ほっこり」させられたが、本作の「憎悪」にも等しい「愛情」の深さもなかなか。

後にビートルズの「赤盤青盤」並みの「名作ベスト」となりえる出来栄え。

(ただ、認知度が少ないのでどれほど定番化されるかは判らない)

また特典として、未発表トラック「ラマダン」がウェブサイトでダウンロード可能となっているのも見逃せないところ。

まさしくファン垂涎のアルバム、必携アイテムです。

僕は「アーノルド・レーン」「シー・エミリー・プレイ」のモノ・バーシジョン聴きたさに購入でしたが、全体を聞いて「あたり」のCDでした。

AKB48のCDを買いかけてたのを止めて正解(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ロジャー・ウォーターズがピンクフロイドのリーダーをシドから引継ぎ、バンドがビッグになるにつれ、ロジャーの足搔きにもにたエゴは強くなる。

それは「天才になれない秀才の劣等感」から来るものであるとおもう。

ファンなら判るはず。

ピンクフロイドの名作とよばれる作品がシドへの劣等感にも似たオマージュであることを。

シドの求心力は死後もギルモアの熱い友情からも判る。

あれだけの短い活動期間でリスペクトを公言しているミュージシャンの多いこと。

しかも、ビッグなバンドになる前なのに・・

ピンク・フロイドなどの大物バンドを敵視していたパンク系のアーチストにもシドを信奉する者は多い。

ロジャーをリスペクトは・・・・ま、いいか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ファンに怒られ覚悟でいうなら、ピンクフロイドはシド・バレットの亡霊のような遺産だけでビッグなバンドとなったといえる。

ゴタクの多い哲学が一瞬のきらめきの美学に敗北したのである。

ロジャーはこれから自分の過去の栄光が自分の手で勝ち得たものでないことに苦しむだろう。

ギルモアのように認めてしまうか、逆にその劣等感をぶつけた新境地で新作を発表してほしいものである。

シドさえ居なければ、充分秀才だったのだし。

過去のロジャーのソロはゲストミュージシュンの話題性だけだったしね・・・

といって、ロジャーをけなしているわけではない。

これは、他のメンバーにもいえることだし、ロジャーが抜けてもピンクフロイドが成立していたのは、他のメンバーにもシドの亡霊というか、影がまとわりついていたから。

ここでもし、シドと関係ないベーシストを迎え入れていたら失速したと思う。

ロジャーは、自分が抜けて失速すると思ったバンドが成立していて、改めてそのあたりのことは痛感したはずである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回、オールタイム・ペストの発売に合わせて、オリジナルアルバムも再発されました。


帽子が笑う。。。不気味に帽子が笑う。。。不気味に
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その名はバレットその名はバレット
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オペルオペル
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関連作品。

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テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント


こんにちは。

こりゃまたおそろしいジャケットになったなぁ、などと恐れ戦いたりしていました。
未発表曲ラマダンをダウンロードして聴けたのがよかった……。

精神的にヤバ気な曲ばかりですけど、どことなく美しかったでござる。
そろそろオリジナルアルバムも揃えないとなぁ
【2011/02/01 12:39】 URL | いずきちゃん #0TN6pzxw [ 編集 ] top


返事おそくなりました。
このジャケット、かなりイケてます。美しいです。
選曲も、ほぼ、僕が昔カセットテープで「マイ・ベスト」みたいなのを作っていたのと似ている選曲。

もっと売れてほしい。
「呪い」も拡大することでしょう・・・

【2011/02/02 06:59】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


シドの絵をいくつか見ましたけどクールですよね、好きです。
音楽家としてでなく画家としても評価されてそう。
【2011/02/02 19:59】 URL | いずき #0TN6pzxw [ 編集 ] top


僕は絵は観てないのでなんとも・・

シドの使っていたエスクワイヤーが気になります。
【2011/02/02 22:06】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


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