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『CHEER DOWN』はジョージの曲名からです。エリック・クラプトンが音楽担当した映画『リーサルウェポン』シリーズ。そのシリーズの『リーサル・ウェポン2 炎の約束』のエンディング曲でもありました。91年のクラブトンとの来日コンサートでも元気に歌っていたのが今でも忘れられません。実は『CHEER DOWN』という英語は存在しません。ジョージの造語なんです。『がんばって!』と掛け声を掛ける時に『CHEER UP !』と言いますが、ジョージは『無理をしなくていいよ』という意味でこの言葉を作りました。

マスターの独り言

ここは小さなバー、CHEER DOWN。マスターの日記です。

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド - Living in the Material World - / ジョージ・ハリスン - George Harrison -

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド


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Side A

ギヴ・ミー・ラヴ
スー・ミー、スー・ユー・ブルース
ザ・ライト・ザット・ハッド・ライテッド・ザ・ワールド
ドント・レット・ミー・ウェイト・トゥー・ロング
フー・キャン・シー・イット
リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド

Side B
ザ・ロード・ラヴス・ザ・ワン
ビー・ヒア・ナウ
トライ・サム・バイ・サム
ザ・デイ・ザ・ワールド・ゲッツ・ラウンド
ザット・イズ・オール

・・・・・・・・・・・・・・・・・

2006年に再発された際に追加されたボーナス・トラック。

ディープ・ブルー
 1971年にリリースされたシングル「バングラデシュ」のB面に収録されていた。
ミス・オーデル
 本作から唯一のシングル「ギヴ・ミー・ラヴ」のB面に収録されていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

2006年に再発されたDVD付きCDの映像内容。

ギヴ・ミー・ラヴ
 1991年12月15日のトーキョー・ドームでのライブより。

ミス・オーデル - Miss O'Dell
 ヴォーカル・トラックの別バージョン(未発表)。

スー・ミー、スー・ユー・ブルース
 デモ・バージョン(未発表)。

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド
 ビデオ・クリップ(未発表)。

・・・・・・・・・・・・・・・・

バングラデシュ・コンサート」の記事より続く。

1972年は「バングラデシュ・コンサート」がらみの式典への参加、友人たちのセッション、プロデュース・ワーク以外はあまり人前に出てこなかった。

1973年1月、アルバム「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」レコーディング開始。

1973年2月16日、「バングラデシュ・コンサート」の違法な録音をめぐってアメリカのレコード会社と放送局を訴える。

1973年3月3日、1972年度グラミー賞で「バングラデシュ・コンサート」が「アルバム・オブ・ジ・イヤー」に輝き、授賞式にはリンゴが出席。

1973年3月、ロサンジェルスでリンゴ・スターのアルバム「リンゴ」に参加。
ジョン、ジョージ、リンゴが顔をそろえ「アイム・グレーテスト(ジョン作)」を録音。

1973年3月31日、ジョン、ジョージ、リンゴとアラン・クラインのマネージメント契約が満了。
3人とも更新せず。

1973年4月2日、ビートルズのベスト・アルバム「赤盤」「青盤」アメリカ先行発売。

1973年4月26日、チャリティー基金「マテリアル・ワールド・チャリタブル・ファウンデーション」を設立。

1973年5月7日、シングル「ギヴ・ミー・ラヴ」アメリカ先行発売。

1973年5月30日、アルバム「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」アメリカ先行発売。

1973年6月22日、アルバム「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」イギリス発売。

1973年6月23日、アルバム「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」アメリカで一位に。

1973年6月30日、シングル「ギヴ・ミー・ラヴ」アメリカで一位に。

1973年7月7日、イギリスを訪れた「ハレ・クリシュナ運動」の創始者A・C・バクティヴェーダンタ・スワミ・プラブパーダを出迎える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「クリシュナ意識国際協会」

ヒンドゥー教ヴァイシュナヴァ派系の新宗教団体です。神を讃えるマントラから「ハレ・クリシュナ運動」としても知られています。超自然的要素を排除する近代科学に否定的立場をとっています。また、他宗教に対しては融和的であり、その価値を認めており、著書「主バガヴァーン クリシュナ」のまえがきで「神は無限です。神は多くの名をお持ちです。アラー、ブッダ、エホバ、ラーマ、全てがクリシュナです。全ては一つです」と述べています。

この本の出版のための資金援助をしたのがジョージ・ハリスン。

「クリシュナ意識国際協会」は、以前紹介した「ラダ・クリシュナ・テンプル(楽曲「ゴビンダ」の項)」の正式名称。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1973年7月25日、「バングラデシュ・コンサート」のコンサート及びアルバムに掛かる税金として、イギリス国税局に100万ポンド支払う。

1973年10月、ロン・ウッド(ローリング・ストーンズに加入の前年フェイセズ時代)と「ファー・イーストマン」を共作。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」は、1973年6月22日に発表されました。

日本では同年7月22日に東芝音楽工業(現:EMIミュージック・ジャパン)からリリースされました。

前作「オール・シングス・マスト・パス」より2年半待っての新作。

正直、悪い作品ではないが、

「70年代を代表するアルバムか?」

と、問われた場合、ちと困ってしまう。

ただ、記録的には全米で5週連続一位。

当時の時代が求めていたサウンドなのか、ただ前作からの勢いで売れたのかは判らない。

非常にジョージが「宗教的」に偏っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・

アルバムの数曲を紹介。

「ギヴ・ミー・ラヴ」

「物質社会に生きて」というタイトルのアルバムの一曲目を飾るのは、「私に愛をください、平和をください」というジョージの祈りの曲。

ウイングスの「マイ・ラヴ」を蹴落として全米一位となった曲です。

「マイ・スウィート・ロード」に続く№1ソングとなりました。

1974年、1991年のライブでも演奏。

チャリティー基金「マテリアル・ワールド・チャリタブル・ファウンデーション」にこの曲の版権は回るようになっており、僕の持っている「ライブ・イン・ジャパン」にも「ギヴ・ミー・ラヴ」のクレジットは「マテリアル・ワールド・チャリタブル・ファウンデーション」になっているし、ジョージの一周忌に出た「コンサート・フォー・ジョージ」にも「マテリアル・ワールド・チャリタブル・ファウンデーション」は記載されている。

なんとジョージらしいのだろう。


携帯で見る。

「スー・ミー、スー・ユー・ブルース」

最初聞いたとき、非常にカッコよいと思った。

結構ジョージの曲では上位に好きな曲です。

ジェシ・エド・デイヴィスへの提供曲のセルフ・カバー曲。


携帯で見る。


「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」

著書「アイ・ミー・マイン」に書かれているのによれば、


「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」は、スワミ・A・C・バクティヴェダンタからの影響と、「この身体は自分の存在とイコールではない」という認識から生まれている。

(中略)

この詞を書いたのは、言葉のリズムや響きが良かったからだ。
「マ・テ・リアル・ワールド、リ・ヴィング・インザ・マテリアル・ワールド・・・・」 
 また、ジョークをいくつも織りまぜたコメディ・ソングでもある。これは気づかなかった人もいると思うので、念のため!

・・・・・・・・・・・

 あいつらに出会ったのはここ 物質世界
 ジョンとポールがいるのもここ 物質世界
 始めたころはすごく貧乏だったのに
 巡業の中でリッチーを迎えた

それから・・・・・

 この場所から抜け出したい
 わが神スリ・クリシュナのお恵みで

どんなに善行を重ねても、ここを逃れるにはなおも「お恵み」が必要になる。行者や修道士や修道女になることはできても、神の恵みがなければ、最後まで思いをとげることはできないのだ。

(日本語版「アイ・ミー・マイン」の訳者が「リッチー(「金持ち」の誤訳と思われる)」としているが、リンゴのことだろう)


携帯で見る。


「トライ・サム・バイ・サム」

ほとんどジョージのセルフ・プロデュースのアルバムであるが、この曲だけフィル・スペクターのアレンジ。

というか、元々ジョージが1971年に元ロネッツのヴォーカルでフィルの妻のロニー・スペクター(別名ヴェロニカ・ベネット。73年フィルと離婚)に提供した曲のオケをそのまま使用したもの。


携帯で見る。

このバージョンは最近発売された「ベスト・オブ・アップル」で聴けます。

ベスト・オブ・アップルベスト・オブ・アップル
(2010/11/03)
オムニバス、トラッシュ 他

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携帯で見る。

前作「オール・シングス・マストパス」ではフィルの「ウォール・オブ・サウンド」におもいっきりデミニッシュコードをぶつけた「イズント・イット・ア・ピティー」のようなジョージならではという感じもあったが、この曲はそれほど特別感も感じられないのは僕だけ?

ロニー・バージョンを今年になって聞いてしまったから、ジョージバージョンが色あせたのかもしれないが・・

それまでは、この「ヘンテコ」な曲は好きでした。

デビッド・ボウイの2003年の「リアリティー」でもカバーされています。


携帯で見る。

「ザ・デイ・ザ・ワールド・ゲッツ・ラウンド」

このアルバムで大好きな曲。

静かにオルゴールのようにはじまり、壮大な曲になる。

ジョージ=アコギ+スライドというのとは別のジョージらしさのある曲。


携帯で見る。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジョージの宗教観。

「シタール=インド=クリシュナ」と、ビートルズファンでも簡単に「ジョージは宗教的」ときめつけてしまいがち。

ビートルズファンにもなじみの、インドの尊師マハリシ・マヘシ・ヨギ。

上の項にも出てきたスワミ・プラブパーダとレコードまでアップルで出したラダ・クリシュナ・テンプル(正式名称はインターナショナル・ソサエティ・フォー・クリシュナ・コンシャスネス)。

「魂の師(スピリチュアル・マスター)」としてプラブパーダを崇め、膨大な金品や不動産をISKCON(インターナショナル・ソサエティ・フォー・クリシュナ・コンシャスネス)に寄付しながらも、その信者にはならず、プラブパーダとは彼の没年(77年)まで友人関係を続けたことには驚く。

ジョージの宗教的な交友関係には、サイ・ババやスリ・マハラジの名前も出てきます。

後のダーク・ホース・レーベルからアルバムを出すJIVA(ジーヴァ)というグループはスリ・マハラジの弟子たちというのもジョージらしい。

このころ、プライベートでも救いを求めていたジョージ。

とはいえ、簡単に宗教にのめりこんでいたというのではないようである。

フライヤー・パークの元の住人、サー・フランク・クリスプに対する思い入れも相当だったようだ。

(フライヤー・パークでレコーディングが主となるのは「ダーク・ホース」以降なので割愛)

ヒトラー・ファンというのも、ファシズムとかにあこがれるというものではなく、コミカルなものらしい。

「宗教的」、「変人好き」とはいうものの、ジョージがいろいろなそころで述べている言葉を拾ってみても、全て人として営んでいくために「普通」のことしか述べていない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先の「70年代を代表するアルバムか?」という話に戻るが、このころの(妻パティーのことが主となるが)ジョージの宗教への「自分探し」のような作品が、当時の時代にマッチしたのだろう。


スペシャル盤が出ているのは、前作「オール・シングス・マストパス」と「バングラデシュ」本作であるのだから、世間は特別なものと考えているのだろう。

「オール・シングス・・」はジョージ自ら手をつけたが、生きていたら本作に手をつけていただろうか?

アルバムのヒットとは裏腹に、先ほど「自分探し」と言ったように、ジョージが悩み、自分を禁欲的にしていた時代の代表作品といったら言い過ぎだろうか?

同時期、リンゴの「リンゴ」という優れたアルバムがある。

ビートルズの面々が参加して「ビートルズ再結成」の期待の高まった作品。

が、ジョージ・ファンの僕としては、プロデュース面や、楽曲提供で、ジョージが一番の功労者のアルバムと思っている。

ジョージが音楽に冷めて行く手前の大活躍だったころである。

宗教的なことを否定的には思ってはいません。

そうでなければ、その後のクラプトンとの関係はどうだったか?というのを考えれば、ジョージの内なる世界にある「宗教」とはいわないまでも「哲学」は正しかったと言わざるをえませんし。




テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント


あらためて同アルバムを聴き直しました。
ぶっちゃけ、マスターの記事は「本」にしていただきたい…。

むかし、東京でクリシュナの冊子を手に入れたのですが、「序文」がジョージでした!
【2010/12/27 13:21】 URL | 赤井川塾 #H6hNXAII [ 編集 ] top


赤井川塾さん、こんばんは。

荒れた天気で赤井川塾さんが雪だるまになってないか心配していました。

>本
僕が書くより、ジョージの「アイ・ミー・マイン」読んだほうがよほどオモシロイですし・・・

ま、ボチボチとジョージ大好きっていう記事を書いていきます。
【2010/12/27 22:26】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


このアルバム最近購入しました。
ヘヴィーローテーション。
【2010/12/28 16:12】 URL | いずき #0TN6pzxw [ 編集 ] top

Re: タイトルなし
こんばんは、いずきさん。

おぉ、買いましたか・・
じんわりとジョージの良さに気づくでしょう・・
【2010/12/28 20:58】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


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