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『CHEER DOWN』はジョージの曲名からです。エリック・クラプトンが音楽担当した映画『リーサルウェポン』シリーズ。そのシリーズの『リーサル・ウェポン2 炎の約束』のエンディング曲でもありました。91年のクラブトンとの来日コンサートでも元気に歌っていたのが今でも忘れられません。実は『CHEER DOWN』という英語は存在しません。ジョージの造語なんです。『がんばって!』と掛け声を掛ける時に『CHEER UP !』と言いますが、ジョージは『無理をしなくていいよ』という意味でこの言葉を作りました。

マスターの独り言

ここは小さなバー、CHEER DOWN。マスターの日記です。

18.「合成人間ビルケ」

合成人間ビルケ

「合成人間ビルケ」

ベリヤーエフ作 / 馬上義太郎 訳・井上洋介 絵


同出版社ではタイトルと挿絵を替えて版を重ねています。

いきている首 [冒険ファンタジー名作選(第1期)]いきている首 [冒険ファンタジー名作選(第1期)]
(2003/10/15)
アレクサンドル ベリヤーエフ

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・・・・・・・・・・・・・・・・・

あらすじ

ローランは女医としてケルン教授のもとで働きはじめる。

実験室で見たものは、かつてたびたび講演を聴きにいったこともあるドウエル博士の生きた生首。

病気で死んだと聞かされていたドウエル博士は生首として生きていた。

ケルンはドウエルの助手をしていた。

死人を生き返らせる研究をしていたドウエル博士の研究をすっかり盗み、博士をその研究の成果で生首だけにして、博士の知識を今も利用している。

博士は自分の研究が進むならと、今の姿に甘んじている。

ケルンは博士の首では自分の研究として発表できないので、次なる死体の到着を待っている。

死体は死後一時間以内で損傷のないものでないといけない。

踊り子が喧嘩に巻き込まれ、拳銃の流れ弾で死亡。

彼女の名はビルケ。

最初は生首だけの自分の姿を嘆く。

体をくっつけてくれるよう哀願。

ケルンも、今までドウエルの研究だけではなく、別の胴体をくっつける考えに興奮。

ドウエルの生首からアドバイスを受けながら研究を進める。

そんなとき、列車事故で多くの死体が。

手に入った若い女性の胴体をビルケに。

体が出来たビルケは脱走。

口封じに精神病院に閉じ込められる助手のローラン。

ドウエルの息子アーサーと若い画家のラーレ。

ラーレは酒場で列車事故で行方不明の妹をみかける。

が、かつてモデルもしてもらって見間違うはずのない妹の体なのに、顔がまったくの別人。

アーサーはこれを聞き思い当たることがあった。

かつて父が研究していた死体を蘇らせる研究である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

感想

非常に面白いお話でした。

SFというより怪奇小説。

子供のころに読んでいれば、きっとインパクトが強く、トラウマになっていたかもわかりません。

はじめてベリヤーエフの本を読みましたが、他の作品も読みたいと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・

アレクサンドル・ロマノヴィチ・ベリャーエフ

(1884年3月16日/ユリウス暦3月4日 - 1942年1月6日)

ロシア初の専業SF作家であり「ソ連のヴェルヌ」と呼ばれる。

1884年、ロシア西部スモレンスク市に司祭の息子として生まれる。

幼い頃小屋の屋根から飛び降りて背骨を痛めたという伝説があるが、真偽のほどは確かではない。

11歳の時にスモレンスクの神学校に入学卒業。

1903年に法律学校に入学し卒業。

弁護士になる。

1915年末にはスモレンスク新聞の編集長の地位にあったが、突然に脊椎カリエスを発症。

原因は屋根から飛んだ時の負傷だとも、肋膜炎でかかった医者に第八椎骨を傷つけられたことだとも言われる。

1916年からの6年間、首から下の自由をなくして寝たきりであった。1921年までヤルタで療養生活を送る。

1922年に回復してからは民警、幼稚園教師などの職業に就く。

1923年からは妻(1921年にヤルタで出会ったマルガリータという女性)とともにモスクワに上京。

郵政省に勤務する。

1925年に処女作『ドウエル教授の首』が雑誌『探検世界』に採用され、1926年には勤めをやめて専業作家となった。

1928年末にモスクワからレニングラード(現サンクトペテルブルク)に移り、29年夏にはキエフに、31年にはプーシキン市(現在はサンクトペテルブルクの一部)に移った。

1942年、ナチス・ドイツ占領下のプーシキン市で死亡。

その死の原因についても諸説ある。

ナチスはその遺稿を欲するが、それは隣家の屋根裏に隠されていたと言われている。

全身不随の体験を活かして書かれた『ドウエル教授の首』、生物を改造する科学を描いた『両棲人間』(1928)、発明と冒険の連作短編『ワグナー教授シリーズ』など、彼の作品群は一般読者の人気を博した。

しかし当時のソ連の体制においては、批評家から荒唐無稽・非科学的だとされ良い扱いは受けなかった。

生涯健康にも経済状況にも恵まれなかったが、死ぬ間際まで数多くの作品(長編は20ほど、短編は40ほど)を執筆した。

作品の大半は雑誌掲載のみで、単行本としての刊行はなされていない。

また国外のSF作品を数多くロシア語に翻訳し紹介した。

ベリャーエフはその著作に於いてA・ロム(А.Ром)と云うペンネームも使用した。

Wikipediaより。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

馬上義太郎

(まがみよしたろう)

1902年東京に生まれる。

東京外語専門学校ロシア語科卒。

ソビエト文学の翻訳、紹介に従事。

あとがきより。

・・・・・・・・・・・・・・・・

井上洋介

以前紹介の「月世界探検」に同じ。

こちら。





テーマ:読書感想 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント


子供の頃学校の図書室で繰り返し読んでました。80年代にこの原作を下敷きにして日本でサスペンスドラマ化されていたのは驚きでした。
【2012/07/19 14:03】 URL | FZ #- [ 編集 ] top


>FZさん
はじめまして。
ドラマ化されてたんですか・・・・
僕はこの作品を大人になってはじめて読んだんですが、SFというより怪奇小説なのが逆に新鮮でした。
【2012/07/19 21:55】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


お返事ありがとうございます。
私の読後感は怪奇というより「かわいそう」でした。
ドウエル博士もビルケも結局は死んでしまうわけで…。

ドラマの話ですが、2時間の単発作品でした。首だけになっていたのはドウエルに相当する博士ひとりでして、その博士が合成人間手術を成功させる知識を持っていたためケルンに相当するキャラが無理やり博士を生かしている、といった筋書きでした。主人公の女性が博士に声を出させる方法に気づく、などといった原作にあるフィーチャーも活かされてましたよ。
もう一度観てみたいんですよね…。
【2012/07/20 12:02】 URL | FZ #- [ 編集 ] top


たしかにかわいそうですものね。
気になる内容ですね。
僕も見てみたい・・・・

【2012/07/20 12:42】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


随分昔の記事のようですが、はじめましてこんにちわ

ドラマの事ですが、もう随分昔の話ではないでしょうか? 幼いころに見た覚えがあります
ケースの中に人工内臓(といえるほど立派ではないちゃっちいモノ)が見えておりその上に首が乗っている、というラストシーンだったような
わたしはその部分しか覚えておらず、そしてあまりにも強烈な思い出のために「あれはなんというドラマだったのだろう?」と長年疑問に思っていたのですが、多分コレではないかと……
【2014/10/13 22:23】 URL | RZM #EtXeBmR6 [ 編集 ] top


>RZMさん
コメントありがとうございます・・・
なにやらドラマのほうは、当時の子供たちに多大なトラウマを与えてるような・・・
こうなったら是非見てみたいものです!!
【2014/10/14 21:55】 URL | マスター #- [ 編集 ] top


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