以前紹介した「
伊曽乃神社」の駐車場入り口を通り過ぎて、さらに奥に進んだ所に保国寺があります。
いつも気軽に行っていたので、後で調べて、実は名所だったと知ったのは最近。
保国寺の庭園は国の文化財(名勝)に指定され、また木造仏通禅師坐像は国の重要文化財となっています。
僕は将来、こちらのお寺で永眠予定です(笑)。
画像はクリックで大きく見れます。

壁には戦いの時に鉄砲を出す狭間(さま)があります。

保国寺は山号を万年山、院号は金光院といい、阿弥陀如来を本尊としています。

本堂は茅葺き屋根の建物です。

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木造仏通禅師座像
国指定重要文化財(昭和四十六年六月二十二日指定)

像高78.3センチメートルの木造で肖像彫刻の代表的仏像です。
正和元年(1312)禅師の没後間もない頃の作と思われます。
この倚像は、もと本山東福寺に安置されていたが仏通禅師が保国寺中興の高僧であるため江戸時代の末期、乞うてここに移されたものであるとか。
像の地肌は黒光りしており、俗に黒仏さんと呼ばれています。
堂々たる容姿はよく均斉がとれ、重厚な顔かたちは、京都東福寺の管長であった傑僧の風格を良く現しています。
昭和四十五年十一月アメリカのボストン美術館に日本の仏像代表として出展されました。
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保国寺庭園
国指定名勝(昭和五十年十月十六日指定)

保国寺は、古く聖武天皇の勅願寺として開創され、建治年中(1275~1277)禅刹となりました。
本庭園は第四世大愚和尚のとき(1430年頃)の築造とされています。
正面築山上に三尊石、その下に枯滝の石組を構え、左右の山畔から池辺にわたって多数の石を配し、池中に亀島をおいてます。
池には自然と水が湧き出ており、枯れることがないと言われている。
特に石組は室町時代特有の傑出した手法をみることができ、庭園文化史上価値が高いです。
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保国寺のソテツ
西条市の名水・名木50選

本堂前には西条市名木50選に選ばれた大きなソテツが植えられています。
驚くことに1本の枝が成長して、ここまで大きくなっています。
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保国寺住所 西条市中野甲1681
電話番号 0897-56-3357
営業時間 8:00~17:00(4~9月)/8:00~18:00(10~3月)
駐車場 約10台
見学無料
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