昨日、本日とこのブログが異常にカウンターが伸びたのは、昨日「希代のヒットメーカー 作曲家 筒美京平」というテレビがあるよと書いたため、ファンの人が検索して当ブログにたどりついたものですが、ただの番組予告ですみませんでした。
http://cheerdown.blog7.fc2.com/blog-entry-1719.html
画像のようにアクセス解析を見ても「筒美京平」氏の人気の高さに驚きました。
こんなに人気なら地上波ですればいいのに・・・
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番組を見て「やっぱり」ということもあり楽しく見れました。
例えば、僕は以前の記事でも「浜口庫之助氏や筒美京平氏、都倉俊一氏など、洋楽テイストのある作曲家が好き」ということをよく書いてますが、筒美京平氏の「ブルー・ライト・ヨコハマ」が氏の尊敬する浜口庫之助氏の「愛のさざなみ」に誘発されて出来たというエピソードには「やっぱり」という感じでした。
(このボビー・サマーズと彼のグループの演奏も相まって他の島倉千代子さんの楽曲とは一線を隔しているんですよね)
(筒美氏が自らアレンジ。トランペットとチェンバロが交互のイントロはいつ聴いても斬新)
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少年時代から音楽に興味を持ち、クラッシックのピアニストを目指しながらも、母親の影響からアメリカの流行歌の影響、大学時代、ジャズ・ピアニスト、エロール・ガーナーの影響など、興味深い話。
レコード会社の洋楽ディレクターとしてのサラリーマン時代など。
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独自の音楽の追及、裏方として「売れる音楽」を作る姿勢など、かなり興味深い。
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そのアーティストにあった曲を作るため、筒美カラーというのは存在せず、表舞台にも出てこないので「筒美京平というのは存在しないのでは」とも言われていた。
僕も一時期そう思ってました。
このプロに徹してアーティストのカラーに合わせるのは、作詞家さんなら「安井かずみ」さんなどがそれに近いですが・・
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そんな天才筒美氏も謙虚に番組で悔やんでいるのが「岩崎宏美」さんのこと。
ポップで「売れる」曲を追及するため、彼女の「歌唱力」を重視した、後の彼女のしっとりとした路線へ行くのを遅らせたのではと、後悔するシーンも。
ただ、インタビューで岩崎宏美さんは、筒美氏の当時のディスコブームを意識した「シンデレラ・ハネムーン」を最近のコンサートで歌った時、21歳の息子さんも「良い曲なので歌い続けるべき」と「今の若い世代に通ずる」というコメントをしていますが・・
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元はっぴいえんどの作詞家松本隆氏との対談も見どころ。
裏方ということもあり、なかなかファンというのも少ないでしょうが、僕にとっては、少し音楽をかじり始めたころ、やたら目にする作曲家さん。
どんな人だろうと思いながら、まったく人物像が判らなかった。
今回の番組を見れて、中学の時、すでに解散して動く姿を見ることが出来なかったビートルズのドキュメンタリーを初めて見て興奮して以来の興奮番組でした。
こりゃ永久保存だな・・・
ただ、ファンとしては「ジャック・ダイアモンド(Dr.ドラゴン)」時代の逸話なんかも触れて欲しかった・・
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