
ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
【 製作年 】 2010年
【 製作国 】 日本
【 配給 】 松竹
【 スタッフ 】
監督・脚本:アベユーイチ
プロデューサー:隠田雅浩
【 キャスト 】
小柳友
濱田龍臣
土屋太鳳
他
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あらすじここは我々の住む宇宙とは異なる異世界宇宙。
ここではカイザーベリアル率いる銀河帝国が猛威を振るっていた。
そんな中、M78星雲・光の国にダークロプスが襲来。
ウルトラ戦士達は何とか力を合わせて撃退することに成功するが、そのダークロプスの部品の中からこの宇宙には存在しない物質で出来た部品が発見される。
この部品はマイナスエネルギーを別の宇宙へと送っていることが判明。
しかし、別の宇宙に行くとなると、ウルトラの星の全てのエネルギーを使用しても送り込めるのはたった一人。
その役に自ら名乗り出たのはセブンの息子・ウルトラマンゼロだった。
こうしてこの任務を任されたゼロは父・セブンから三回まで使用出来るウルトラゼロブレスレットを授かり、異世界宇宙へと向かうのであった。
ウルトラマンの故郷、M78星雲を後にして異次元の宇宙空間へと旅立ったウルトラマンゼロ。
そして、そこで出会った、巨大なロボット兵団と戦う青年ラン(小柳友)と弟のナオ(濱田龍臣)。
ランは弟のナオを気遣いながら命を落とす。
兄弟の愛情に共感したウルトラマンゼロは、ランと一体化。
そして、かつてウルトラ戦士に倒されたウルトラマンベリアルが“銀河皇帝カイザーベリアル”として復活し、宇宙制覇をたくらんでいることを知る。
打倒ベリアルの鍵を握る、ランとナオの持つバラージの盾の欠片。
惑星エスメラルダの王女エメラナ、人工知能を持ち、会話も出来る宇宙船・スターコルベット ジャンバードと共にバラージの盾を探すのであった…。
http://www.ultramanzero.com/">公式サイト:http://www.ultramanzero.com/・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
感想前作では、その登場だけで話題となった「ウルトラマンゼロ」。
今回は彼の成長過程が観る者の心を打つ。
以前は「生意気」に写っていたのだが、人間の姿でも彼の人格がドラマ化されているので、非常に感情移入しやすい。
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ゼロを助ける、別次元のヒーローたち。
惑星エスメラルダの王家の守護を使命とする鏡の騎士「ミラーナイト」。
二次元人の父とエスメラルダ人の母を持つ。
手から光の刃を放つミラーナイフを必殺技としている。
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燃えるマグマの魂を持つ炎の戦士「グレンファイヤー」。
何よりも自由を愛し、炎の海賊の用心棒をしながら仲間達と共に銀河を飛び回っている。
自分が認めた相手としか話をしない主義。
炎の星の出身で、炎を自在に操る能力の他にファイヤースティックと呼ばれる炎の如意棒を使用して戦う。
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惑星エスメラルダに代々伝わる伝説の宇宙船=スターコルベットジャンバードが変形する巨大ロボット「ジャンボット」。
鋼鉄の武人。
人工頭脳を持ち、人間と会話することもできる。
ナオの「ジャンファイト!」という叫びによって変形し、彼の動作をトレースしてアクションを連動する。
右腕にはジャンブレードというエメラル鉱石のパワーでできた剣が装備されている他、左肩に装備されたシールドを変形させた巨大斧のバトルアックスは一振りで敵を真っ二つにすることができる。
頭部からはビームエメラルドと呼ばれる緑色のビーム攻撃も可能。
かつてのウルトラマン以外の円谷特撮ヒーローたちのリメイクも昔からのファンには見所の一つ。
ベリアル銀河帝国の凶暴な武闘派幹部「鋼鉄将軍 アイアロン」が「ミラーマン」に登場した怪獣「鋼鉄竜 アイアン」がモデルだったり、「暗黒参謀 ダークゴーネ 」が「ジャンボーグA」に登場したグロース星人の幹部である「ゴーネ」からの絡みだったりと、思わずニヤリと、一緒に観ている大人がしてしまう。
伝説の戦士「ウルトラマンノア」は、映画「ULTRAMAN」や「ウルトラマンネクサス」で登場している。
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そのウルトラ戦士以外のヒーローと、ゼロの友情が一番の見所かもしれない。
大人の僕が(本当に大人か?)もう一度観てもいいなと素直に思える、熱いストレートな映画でした。
マスターの評価。
★★★★☆っつ。
(一緒に観た子供たちの評価を参考にしました(笑)。)