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『CHEER DOWN』はジョージの曲名からです。エリック・クラプトンが音楽担当した映画『リーサルウェポン』シリーズ。そのシリーズの『リーサル・ウェポン2 炎の約束』のエンディング曲でもありました。91年のクラブトンとの来日コンサートでも元気に歌っていたのが今でも忘れられません。実は『CHEER DOWN』という英語は存在しません。ジョージの造語なんです。『がんばって!』と掛け声を掛ける時に『CHEER UP !』と言いますが、ジョージは『無理をしなくていいよ』という意味でこの言葉を作りました。

マスターの独り言

ここは小さなバー、CHEER DOWN。マスターの日記です。

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デイ・アフター・デイ・ライブ’74 / バッドフィンガー

デイ・アフター・デイ・ライブ’74 / バッドフィンガー

デイ・アフター・デイ・ライヴ’74(紙ジャケット仕様)デイ・アフター・デイ・ライヴ’74(紙ジャケット仕様)
(2005/07/27)
バッドフィンガー

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1. サムタイムス
2. アイ・ドント・マインド
3. ブラインド・アウル
4. ギブ・イット・アップ
5. コンスティテューション
6. ベイビー・ブルー
7. ネイム・オブ・ザ・ゲーム
8. デイ・アフター・デイ
9. タイムレス
10. アイ・キャント・テイク・イット

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1990年、ロックファンの間で事件が起こった。

(「ポール来日」ほどじゃなかったが・・)

すでにカタログから削除されていたバッドフィンガーの楽曲。

(このころ、アナログ盤が一万以上していて人気の高い「ノー・ダイス」で程度が良いと三万ぐらい)

当時、まだアップルの諸問題は完全にはカタがついていなかった。

アップルのカタログ(ジェームス・テイラー、メリー・ホプキン、バッドフィンガー、ビリー・プレストンetc)は20世紀中にCD化は無理だとあきらめていた。

そこに突然、バッドフィンガーのライブアルバムの発売の知らせ。

(日本では1991年2月発売)

20年以上前にビートルズのお墨付きで世に出て数々のヒットを飛ばし、悲劇のうちに終焉を迎えたバンド。

これだけ有名でも楽曲カタログが葬られたバンド。

「バッドフィンガー」という言葉は当時のロックファンには「幻想」にも似た「伝説」だった。

当然、このアルバムは異例の売上。

「ノー・マター・ホワット」や「カム・アンド・ゲット・イット」が入ってないが、「デイ・アフター・デイ」「ベイビー・ブルー」が聴けただけ満足だった。

はじめてのバッドフィンガーのオフィシャル盤を手にしたというだけで僕は興奮した。

1990年初回盤と2005年紙ジャケ盤
(左が1990年の初出のCD。右は2005年の紙ジャケ盤)

このライブアルバムの事件が呼び水となり、バッドフィンガーのアップル時代のカタログのCD化、しいてはアップルのアーチスト達のCDが発売の運びになった。

(実際には「ベスト・オブ・バッドフィンガーVol.2」の発売があるが、輸入盤のみで、一部マニアの騒ぎだった)

このアップルレーベルのCDは音楽界でも大事件だった。

いまだ問題は片付いていなく、一時的な発売となり、その後廃盤。

高額アイテムとなっている。

いずれにしても、1990年からの「ブリットポップ」の先駆者、バッドフィンガーの再認識となる動きは、このライブアルバムからスタートしたのだ。

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1974年3月4日オハイオ州クリーブランドのアゴラにて、ライブアルバム作成のために2インチ16トラックで録音された。

当時米国のFM局で一部がオンエアされ、数々の海賊盤を生むことになる。

ジーイ・モランドは1988年、このライブをリリースしようとメカニカル・ライセンスをアップルから取得。

マーク・ヒーリー(1987年ごろのジョーイのバッドフィンガーのベーシスト)とプロデューサーとなり、マスタリングを始める。

作業は入念に行われ、権利取得からリリースまで2年を費やした。

それ故、過去の海賊盤で出回ったものに比べれば、格段に音質が上がっている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、ジョーイの曲「サムタイムス」「ギブ・イット・アップ」のジョーイのボーカル・トラックが新しく録音されている。

その結果、トムのコーラスが一部消えてしまったりしている。

ギターパートなども若干手が加えられている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それでもこのライブで聴けるバッドフィンガーの音は素晴らしい。

スタジオアルバムで聴ける彼らはビートルズ直系の素直な「良い音」のイメージ。

このアルバムではガレージ・バンドのようなルーズさが魅力である。

ジョーイはゴールドマイン誌のインタビューで、

「それはまったく非の打ちどころがない。

この素晴らしく力強く、ほとんどだらしのないライブ・サウンド。

それは本当に、オールマン・ブラザーズの「ライブ・アット・フィルモア」のサウンドのようだ」

と、語っている。

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1972年にピートはライブの機材に不満を述べたことがある。

適切なピアノ用ピックアップの欠如により、多くのスローナンバーの演奏が制限されたと。

本作でもピアノ曲はなく、その分ラウドなバッドフィンガーを聴くことが出来る。

・・・・・・・・・

演奏曲は1974年ということもあり、「ストレート・アップ」から4曲(①⑥⑦⑧)、「アス」から3曲(③⑤⑨)、「バッドフィンガー(涙の旅路)」から1曲(④)であります。

・・・・・・・・・・

一時は大騒ぎされた本作も、今では廃盤状態。

2005年の紙ジャケ盤がわずかに早い者勝ちで購入できるのみ。








テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽
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