「出れば買う」コミックに「強殖装甲ガイバー」というのがある。
高屋良樹氏による原作で、1985年、徳間書店の「月刊少年キャプテン」創刊号より連載開始となった。
「月刊少年キャプテン」は購入していなかったのだが、友人が「ガイバーがおもしろい」というのでコミックを買い始める。
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あらすじ遥かな昔、謎の異星人「降臨者」が地球に残した3つの「ユニット」と呼ばれる物体。
高校生の深町晶は偶然その一つを手に入れ、殖装体「ガイバー」となってしまい、降臨者の遺したデータを悪用し世界征服を目論む秘密結社「クロノス」に追われることとなる。
「調製」と呼ばれる遺伝子操作により強大な力を持った怪人「獣化兵(ゾアノイド)」達との激闘。
クロノス幹部の殖装体「ガイバーII」の襲撃。
そして獣化兵を遥かに凌ぐ力を持つ「超獣化兵(ハイパーゾアノイド)」。
晶は苦戦しつつもガイバーの能力でこれらの強敵を撃退する。
「ガイバーIII」巻島顎人の暗躍もあり、クロノス日本支部を壊滅させるが、世界規模の組織であるクロノスには到底太刀打ちできず、次第に追い詰められていく晶たち。
「獣神将試作体(プロト・ゾアロード)」である村上征樹やクロノス内部の反乱分子達との出会いを経て、晶たちは降臨者がかつて使用していた生体宇宙船を手に入れる。
しかし最高位の調製体「獣神将(ゾアロード)」で構成された「クロノス十二神将」と総帥アルカンフェルの登場により晶たちはなすすべもなく敗北する。
そして199X年8月17日、世界規模のクーデターの成功により、クロノスの統治する世界が実現する。
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二十歳過ぎのころ読み始めた「強殖装甲ガイバー」。

一応、初版で買っているので見返すと、第一巻が「昭和61年3月20日発行」となっている。
「月刊少年キャプテン」は月刊誌ということもあり、また、作者が月刊誌なのに週刊誌漫画の連載ページ数&休載あたりまえという遅筆ぶりのため、一冊のコミックが出るのに約一年を要した。
バブルの崩壊とともに「月刊少年キャプテン」の徳間書店が無くなる。
この時点で15巻まで発売されていた。
同時期、徳間書店がらみだと「銀河英雄伝説」のアニメなども徳間だった。
その後角川書店に売却となり、角川から再発となるまでは「銀河英雄伝説」などのビデオは高値で取引されていた。
角川書店から「月刊エースネクスト」というのが発刊。
そちらで連載開始と聞いていたので、待っているとコミックも発売。
しばらくして「月刊エースネクスト」休刊。
「月刊エース」にて連載開始で一安心。
現在26巻まで発行されている。

観てのように、15巻までと16~22巻、23~26巻までの三種類となっている。
問題は1~15巻のサイズが角川版と異なること。
本棚の棚のサイズがね・・・・
あと、二十歳そこそこで「オモシロイ」と思っていたものを四十半ばで「オモシロイ」と思えるかどうか・・
ただ、決着を見ないと気がすまないし、完結まで見ないと「オモシロイ」か「オモシロクナイ」か言うことは出来ない。
携帯電話も無かった時代の近未来の話(80年代に199X年と書いてるが、既に過去。作者もここまでとはおもわなかったのだろう)にシラけず付いていくのもなかなか疲れる。
それでも新刊が出ると買ってしまうのだろう。
26巻では表紙に女のガイバーが描かれていた。この巻で初登場のガイバー。
そういえば昔ハリウッドで2度にわたり映画化されているんだよね・・・・・