サントリー 角瓶最近、若いお客さんが、
「ハイボール」
と注文することが多くなった。
調べると、お酒の世界の2009年上半期のヒットが「ハイポール」。
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サントリー角ホームページ「サントリー 角瓶」もしくは「角」として知られるサントリーのサントリー・ウイスキー」。
が、ラベルのどこにも「角」の文字はない。
1937年から販売されている「角」の亀甲模様は「亀は万年」にあやかってデザインされた。
ビートルズの「ザ・ビートルズ」という二枚組みのアルバムがジャケットが白いことから「ホワイト・アルバム」と呼ばれるように、ボトルのフォルムから、人々が「角」と親しむようになった。
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ハイボールハイボール とはカクテルの一種。
広義としてはスピリッツをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、水、湯、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったものを指す。
日本ではウイスキーをソーダ水で割ったものをこう呼ぶのが一般的。
語源については諸説ある。
1.開拓時代のアメリカにおいて、蒸気機関車による長距離移動のときに、途中で水の補給のための停車の際、棒の先にボールをつけたものを掲げて合図した。
そのときに、ウイスキーのソーダ割りのサービスがあったことから。
2.同じくアメリカの鉄道で、ボール信号というのが一般的に使用されていた。
ボールがあがっていれば go,あがっていなければ don't go である。
駅員が隣の駅のボール信号を望遠鏡で見ながらウイスキーをちびちびやっているときにボールがハイになったら汽車がくるというのでソーダ水を入れて一気に飲み干して駅に行ったというのが語源という説。
3.イギリスのゴルフ場のカウンターでウイスキーを飲んでいた人が、急に自分の打つ順が来たことを知らされ、慌ててそばにあったチェーサーにウイスキーをあけ飲んだところ非常においしかった。
そこに、たまたまハイ・ボールが飛んできたから。
4.炭酸の泡(玉)が上に揚がっていく様から。
など、諸説あります。
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ハイカラという言葉が似合う「ハイボール」。
これがプームというのが嬉しい。
僕がバーに行き始めたころは、バブル絶頂前夜の頃。
トリスバーでトリスのハイボールを飲むというのは少数派。
若者はオシャレなスタンドバーで、色とりどりのカクテルを飲んで、ワンレン、肩パッドの服の女の子に声を掛けていた。
内心、
「そんなの粋じゃない」
と思い、京都の四条河原町のトリスバーへ行くが、自分と同じハードボイルド気取りの少数の男だけで女性と出会う機会を逃していた。
今年の「ハイボールブーム」。
ひょっとしたら太平洋戦争後のブーム以来ではないだろうか?
以前は「爺臭い」という理由で「ウイスキー&ソーダ」と他のお店に行った際は注文していたが、今回のブームで堂々と注文出来るのが嬉しい。
ハイボール好きの僕としては、
「キターーーッ!」って感じです。