先日、映画好きの男の子の薦めでサスペンスを・・
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スティーブン・キングの原作の映画は好きなほうである。
古くは、友人達と「キャリー」「シャイニング」を劇場で。
「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」はレンタル。
「グリーンマイル」は何処で観たっけ?
「ドリームキャッチャー」は僕的にはムムム・・・。
先日、ブログには書かなかったけど「ミスト」も劇場に観にいきました。
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で、「ミザリー」が面白いと聞いてレンタル店に借りに行く。
原作は1987年発表で、1990年には映画化されていた。
この頃は、たぶんサスベンス映画を好んでいなかった時代だったのか、「ミザリー」の存在も知らないで今までいました。
調べたら「ミザリー」は、スティーブン・キング原作のサスペンス映画の中でも人気作品の部類らしい。
迂闊。
主演のキャシー・ベイツがアカデミー主演女優賞を受賞したというのも今回知った。
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アニー・ウィルクス…キャシー・ベイツ
ポール・シェルダン…ジェームズ・カーン
マーシャ…ローレン・バコール
監督・製作:ロブ・ライナー
製作:アンドリュー・シェイマン
原作:スティーブン・キング
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
撮影:バリー・ソネンフェルド
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「ミザリー」シリーズの人気作家、ポール・シェルダン。
「ミザリー」シリーズを「ミザリーの娘」で終止符を打って、新たな作品を書くために雪山のロッジへ。
新作を書き上げ、吹雪が来るのも判らず麓へ向かう。
車は吹雪の中、谷底へ落ちる。
彼を助けたのは、元看護婦で、「ミザリー」シリーズを愛読し、ポールの一番のファンだと自負するアニーという女だった。
アニーの家で、怪我のため身動きとれないポール。
「新作」の原稿を見て、原稿の言葉使いが汚いと嘆くアニー。
「ミザリー」シリーズこそ、最高だと訴えるアニー。
ポールはアニーに狂気を感じ始める。
あこがれの作家が近くにいる喜びを感じるアニー。
出版社の要請で捜索は始まっているが、彼女は知らん顔。
そんな中、アニーの愛してやまない「ミザリー」シリーズの最新作「ミザリーの娘」が発売される。
この本で、主人公「ミザリー」は死ぬことになっている。
それを読んだ「ミザリー」を愛するアニーは形相を変え、ポールに襲い掛かる・・・・
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かなり面白かったです。
現実社会でも、父親が我が子を何十年も監禁していたりと、似たような事件がありましたし、日本でも異性を監禁という事件を時々聞きます。
ヘタすると「ミザリー」なんかより、もっとショッキングな現実があるのかも知れません。
私自身、人事のように思っていますが、自分がいつ狂気の部分が目覚め、これらの犯人のようになったりするのかは判らないです。
誰にでも「狂気」の部分はあると思っています。
よく、犯人が捕まって「普段は明るい良い人だった」というのは、けして他人事ではないというシグナルに思えます。(自分が「良い人だ」っていう意味ではないですが・・)
こういう映画で、犯人に共感するのではなく、醜くさを感じる自分でいたいとは思います。