先日、マルチヘッドくんと話していて、昔の(YMO以前の)ジャパニーズ・テクノの話題ににる。
マルチヘッドくんの音楽が「
たま」っぽいので、
「ひょっとして
ヒカシューあたり好き?」って聞いた。
(「たま」は「ヒカシュー」の影響を受けている)
彼も好きらしい・・・・
マルチヘッドくんが、新曲を録音するというので、
「こんなのあるよ」と、転がっていたリズムマシンを出す。

これはBOSS(ローランド)のDR-55というリズムポックス。
高校時代に入手したものである。
自分でプリセットできるタイプのリズムマシンで、音色はバスドラ、スネア、リムショットがプリセットできる。
ハイハットはプリセットが出来ず、8ビートか12かオフ。
そのいずれの音も21世紀となってはヘロヘロ。
今の機械って、デジタルの技術で本物の音をサンプリングしているので、出ている音も本物の音なんだけど、これは昔のシンセサイザーのノリで、あくまでドラムっポイ音。
で、今回電源が入らなかったのを、先日半田鏝を購入したのを思い出し、取りあえず分解してみる。
意外とシンプルな構造。
故障箇所と思われる部分を直し、電池を入れる。
ギターアンプに繋いでプレイボタンを押してみると、
「ツータカ、ツータカ・・・・・・・」
と音がしだした。
ウーム、俺って天才?
これがエレクトロニクスだと無理なんだけど、エレクトリックだからなんとかなった。
当時最新のマシンも今にして思えば、なんともアナログチック。
これの使い方も、今となっては笑える操作方法なんだよね。
今の機械だとソング機能というのがついているので、ドラムバターンを楽譜どうりプログラムしてブレイを押せば丸々再生してくれる。
おまけにそのプログラムを保存したりも出来るし、パソコンあたりと連動したりも出来る。
このDR-55、そんなことまったく出来ない。
パソコンどころか、マイコンがまだ一般的でない時代の代物。
先程、自分でプリセットできるって言ったけど、1小節づつなんよ。
右の方にあるダイヤル。
ここに1~8までダイヤルがあるわけ。
普通のエイトビートの曲だと、1~6までを使用するのです。
たとえば、
「ツータカ・ツータカ」ってパターンを1に入れる。
「タン・タン・タタタン」てパターンを2に入れる。
で、
「ツータカ・ツータカ・ツータカ・ツータカ・タンタン・タタタン・ツータカツータカ」
というのを演奏したいと思ったら、ダイヤル1で「ツータカ・ツータカ」ってのが2回なったところで、慌ててダイヤル2に回し、「タン・タン・タタタン」というのを1回聞いたら、また慌ててダイヤル1に戻すわけ。
今の時代にこんなことしてたら絶対笑われる。
高校時代にビートルズなんかを宅録してたときは、この番号の飛び具合を考えてプリセットしてた。
でも途中まで良い具合で録音してたのに、本来ダイヤルが3のところを、回しすぎて4の位置で違うバターンの音が鳴ったりしたら泣いたものです。
で、最初からやり直し・・・・・・
それをカセットに録音して、再生しながらギターを弾いて、別のカセットに録音。
でも当時は自分はスゴイ最先端なことをしている気分に浸っていたんよね。
たしか、プロもこのスネアの音をサンプリングして使ってたりする。
ネットオークションなんかで見かけると「!!!??」な金額で取引されている。
これって、今となってはヘロヘロな造形のブル○ークのソフビ人形が高額取引なのと同じことなんだろか?
とりあえず直ったので録音に使ってみよう・・・
免許の更新で岡山市へ・・・
帰りに「ぱすぽぅと」さんへ。
奥さんに「しまった」という顔をされる。
今年2月に生まれたお嬢さんのハルちゃん。
ことあるごとに「会わせて」と言っていた。
「なんでそんなに会いたいの?」
と聞かれ、
「ファーストキスを奪おうかと思って・・」
と、言ってから僕に娘さんを近づけないようにしていたのだが・・・
本日はじめてハルちゃんに会った。
抱っこさせてもらうが、とてもおとなしく、僕の顔を見上げて笑ってくれた。
「メロンパンのうた」というのが巷で流行っている。
少し前に「おしりかじり虫」が流行ったが、これは僕の好みでなかったので取り上げなかった。
「おしりかじり虫」は、あまりにも流行ってやろうという感じがあった。
全体にあざとい大人の空気が感じた。
そうで無いのかもしれないが、ま、僕の好みでは無く取り上げることは無かった。
件の「メロンパンのうた」を最初に聞いたのはYouTubeである。
「なんじゃこりゃ?」と思っていたら、日に日にアクセスが増えていった。
このYouTubeのサイトの動画はファンが勝手につくったプロモーションビデオらしい。
が、この「メロンパンのうた」を聞きたさにアクセスが伸びる伸びる・・・
歌っているのは
「ゆっぴ」という小学4年生の女の子。
ここまでストレートな不条理を歌った歌とは・・・
大人が、足らない頭をこねくり回した、嘘くさい奇麗事の歌なんかよりはよっぽどいい。
CD買おうかな・・・・・
12月には「リサイクルのうた」というのも発売されるみたいだ。