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男の後姿

山ちゃんちに次男誕生。
夕方「陣痛が始まった」というメールをもらった。
夜に電話すると「おかげさまで・・」との報告。
仕事が終わりドゥービーへ。
写真を撮ろうとすると「背中がええですわ」と。
で、パシャリ。
息子に見せるのは「親父の後姿」という意味なんかな?
今日はジョージの命日。
久々にジョージの音楽ばかり聴こう・・・
つま恋ライブ
DVDを購入して、小遣いピンチの話をしたのにまたもや・・・
今度は「吉田拓郎 かぐや姫 コンサート イン つま恋75」である。

この辺の、自分の世代より古いものを好むので、いつも「変わっている」と言われる・・・
ま、拓郎ファンだったので、以前から「つま恋」ライブは伝説として話は聞いていた。
自分が拓郎ファンになったのは中学の頃。
小学生のころは野山を駆け回っていたので音楽にはあまり興味なし。
中学になってから京都に移り住み(京都はフォークのメッカでもあったんよね・・)興味を持ったものの、拓郎の好きな作品は以前のものが多い。
とくに「ライブ'73」あたりがお気に入りだったので、「つま恋」も気になっていた。
で、拓郎と平行して、かぐや姫も好きだったので、今回のDVDは外せなかった・・・・
ドキュメンタリーのような感じでもあり、フォーライフレコードの面々(小室ひとし、泉谷しげる、揚水、拓郎)の会話も興味深い。おまけに若い。
この時点でかぐや姫が既に解散していたことも知った。
ま、曲の紹介は書き出すと長くなるので興味あるひとは見てみてください。
音楽が今以上に人を動かす力があった時代の記録です。
バングラデシュ
この時期になると嬉しくもあり、悲しくもあり・・・
ジョージの命日が近い。で、悲しい・・・
それにあわせてジョージ関連のアイテムが発売になるのがこの頃。で、嬉しい・・・(小遣いが少ないから結局悲しいのだけど・・)
今年のアイテムは、「コンサート・フォー・バングラデシュ」
CD、DVDの再発売。
これレコードも持ってるし、昔のビデオでも持ってるんだけど・・と、思い購入には至らないなと考えていた。
でも、ジョージフリークとしては気になる。調べるとDVDの方は、かなり画質が向上しているとか・・・
考えた末、自転車に乗って近郊のショッピングセンターへ・・
確か限定BOXも出ていたんだよな・・・
「すみません。バングラデシュ・コンサートのDVD下さい。限定の方で!」
手にした私は脱兎のごとく我が家へ・・・
画質も良くなっているのだが、ボーナスディスクが嬉しかった・・
リハーサルの今まで見たことの無い映像が・・
本編の「ヒア・カムズ・ザ・サン」で思わず涙。
バッドフィンガーのピート・ハムとのアコースティック2本によるバージョン。
2人とも現在は天国。
イントロでジョージが微笑み、弟分のピートに目をやるしぐさで泣けてきた。
このライブにはクラプトンも出ているが、まだソロとしてキャリアは浅く、世捨て人状態からの無理やりな出演のため、本来の冴えたプレイは少ない。
「コンサート・フォー・バングラデシュ」
ベネフィット・コンサートの草分けである。
昔、パキスタンはインドを挟むように東と西に分かれていた。
子供の頃、地図帳を見て分断されたパキスタンを見て不思議に感じた。
なぜ分かれていたかは長くなるので割愛。
で、諸事情から独立しようとした東パキスタンを西パキスタンが弾圧。
独立戦争となる。
西に味方したのはアメリカ。
東を味方したのはインド。多くの難民がインドへ流出。
祖国が東パキスタンのシタール奏者ラヴィ・シャンカールは祖国を救うため仲間とベネフィットコンサートを計画。
聞きつけたジョージが手伝わせろと、プロデュースを買って出る。
で、ボブ・ディランをはじめ多くのスーパースターがノーギャラで、ニューヨークのマジソンスクエアに集結。
ここで言いたいのは、その後の「ライブ・エイド」などと違い、かなり危険であったということ。
先も述べたように、西パキスタンのスポンサーはアメリカ。
そのアメリカで、イギリスのロックあんちゃんが東パキスタン(バングラデシュ)の為にベネフィト・コンサート。
いかにもロックではないか!
当時のニクソン政権に楯突き、みなが「東パキスタン」と呼んでいる中、「バングラデシュ」という曲で、一瞬にして世界中にその国名を知らしめた・・・音楽ってすごい。
当時は日本でも「東パキスタン」と呼ぶのが普通だったけど、このコンサート以降は「バングラデシュ」という国名が定着したものな・・
ジョージがいなければ起こらなかったムーブメントは多くある。
こういうベネフィット・コンサートもそのうちのひとつ。
「ライブ・エイド」を企画して、今は「サー」の称号を持つボブ・ゲルドフも「ライブ・エイド」を企画する時点でジョージに相談に行ったとか・・・
最近はジョージの音楽より、その人間性に惹かれる。
控えめな人であった。
レコードの「バングラデシュ」を聞きながらそんなことを考える。
長生きしてね。オバアちゃん・・・
11/23に成羽町へ行ってきた。
祖母の見舞いである。
祖母と言っても、私の祖母は父方、母方ともにこの世にはいない・・
つまり、妻の祖母である(このブログで妻の登場は初だな・・)。
妻の母方の祖母なのだが、104歳という長寿。
転んだ拍子に骨が折れ、11/19より入院している。
成羽町に入院しているが、妻の実家はもっと山奥の備中町というところである。
自然の多い、空気の綺麗な町である。(このあたりが長寿の原因かな・・)
ヒネた私は、あまり人から教えを請うということをしない。
しかし、この祖母はここ最近で私に多大な影響を与えた人物である。
あれはまだ私が30代後半のころのことだった。
妻の実家の居間でウトウトしていた私が目を覚ますと、居間にはオバアチャンと二人きり。
内心「うわーーっ、ボケたオバアチャンと二人か・・・どうしよう・・」と。
この頃、祖母は時々記憶が怪しく、食事をしたことも忘れ、何度も食事をせがんだりもしばしば・・
でも、時々冴えているとは家族からの話では知っていた。
この時祖母と初めて会話をする。
-「オバあちゃん、いつも元気だね」
-「私は悩みも何もないから長生きなんですよ」
-「僕はもうすぐ40だから悩みも多いですよ」
-「あんたね、子供の時に悲しかったことも今だと笑い話でしょ? 40の悩みも70になったら笑い話になるかもしれん。今判らんことも長生きしていたら判る時があるかもしれん。あんたも長生きしなさいよ・・」と・・
この祖母の言葉に救われる思いがした。
当時40代を目の前にして、将来のことなどに悩んでいた私には救いの言葉であった。
この世を悲観して死ぬのでは無く、笑い話になるまで生きるなんてことは、私の発想にはなかった・・・
祖母の言葉に勇気付けられたこともあり、一度の人生と思い、今のCHEER DOWNを始めたと言っても過言ではない・・
その祖母が病院のベッドに横たわりつらそうな顔をしている。
私のことは誰だかは判らず話しかけてくれる。
-「遠い所、見舞いに来ていただいてすみませんな・・・みなさんには迷惑ばかりかけて・・・いつ死んでもいいんですがね・・・」
少し悲しくなった・・・
-「オバアちゃん、春が来たら105歳だよ。誕生日は盛大にしよう・・」
と声を掛けると、何も言わずニッコリとうなずいてくれた・・
三丁目の夕日 ~夕焼けの詩~
私の好きな漫画家に西岸良平氏がいる。
最初に氏の漫画を購入したのは高校のころ。
「ヒッパルコスの海」という短編集だった。というか、氏の漫画は当時短編集しか無かった。
シリーズ物で「コロッケボーイ」というのがあったかな????
最近では「鎌倉ものがたり」というシリーズが好きです。
で、氏のロングセラーとなる「三丁目の夕日」が映画化された。
「三丁目の夕日」と書いたが、昔は「夕焼けの詩」がメインタイトルであった。
だんだんと舞台が三丁目になるにつれ、コミックスのタイトルのも「三丁目の夕日~夕焼けの詩~」となっていった。
このあたりで購入するのをやめちゃったんだよな・・・
で、その映画、「
ALWAYS 三丁目の夕日」というタイトル。
century plantさんという御仁がいまして、この御仁がご覧になられてきて「良かった」と・・・
次の週には良かったからと、子守を買って出てまで奥さんに観てくるよう勧める愛妻家。
この御仁、家族には良いものを進めるのだが、「ヘンテコ」な、家族には顰蹙を買うような映画を私に勧める。
店によく来るナオちゃんも見てきたらしく「良かった」と・・
基本的に邦画は見なかったのだけど、「キレイな夕焼け」を観たくて日曜日に行きました・・・
全体的に良かったです。
三丁目のキャラでいえば、タバコ屋のバアさんが結構好き。
あと、「甘党」の猫がいて、駄菓子屋の飴をくすねて淳之介が疑われたりするのだけど、この猫が好きだった。
劇中の「トリスバー」の看板の上にいた猫がそうなのかな?と気になった・・・
原作とは少し違ったが、作者の「言いたいこと」というのはすべて伝わっている。
とても愛情のある仕事をしていると思う。
「キレイな夕日」、も一度観たいな・・・・
また会おう。
このブログにも時々出てきてたシゲが、急に兵庫に帰ることになった。
世話になったからと、昨日に続いて今日も覗いてくれた。
気の利いた言葉も掛けれず、彼にはいつも「しっかりしろよ」の小言ばかりだった。
やはり知り合いが居なくなるというのは寂しいものである。
僕も転勤族だったので、去っていく側の人間の気持ちは判る。
別れを知ったからといって優しい言葉を掛けれるほど人間が出来ていない。
昨晩、シゲに何かしてやりたかったんだけど、気の利いたことも思いつかず一曲彼のためだけに歌った。
すこし目頭が熱くなったのをこらえた。
彼との約束がある。
彼がこの約束を大事に思い、守ってくれるなら再会は必ずあるはず。
その時はまた朝まで語ろうや。
恥ずかしくていえんかったけど、オレみたいなつまらんオッサンを慕ってくれてありがとう。
短い間やったけど、楽しかった。
でも、ホンマの付き合いはこれからやと思うてる。
ホンマに再会を楽しみにしてるで。
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天使の分け前
昨晩お客さんに「ウイスキーなどで年数が長くなれば、なぜ値段が高い?」というような話題になる。
確かに「バランタイン30年」ぐらいになると3万ぐらい。
確かにお酒を長く寝かせれば、味わい深くなる。
それだけでレギュラーものの10倍の値段?と疑問も出る。
なぜかと簡単に言えば「天使の分け前」の分も代金に入っているということ・・・
蒸留したお酒を樽に入れて保存していると、樽木の木目や合わせ目から水分やアルコールが蒸発します。
この蒸発した分を酒造りの人たちは「天使の分け前」と呼びます。
で、減った分を同じ製造日の樽のお酒を足して一樽にする。
例えれば蒸留したとき3樽あった酒が、10年で一樽になる。
20年ものの樽が100樽欲しければ、最初に1000樽は用意しなければならない・・・
ま、実際にはそんなに沢山貯蔵できないので、途中で10年もの、レギュラーものと出荷するのだけど。
天使は飲兵衛なんですよ。
これが貯蔵年数の長いお酒が高価な理由。
作った人ですら口に出来るかどうか判らない長い年月を掛けてつくるロマンたっぷりの飲み物なんです。
T-REX
昨日の暇な時間にT-REXを聞く。
マーク・ボランは、やはりカッコイイ。

「聞く」と言ってもCDを持っていないのでレコードなんだけど・・・
やはり、マーク・ボランの奏でるブギーは最高。
「ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー」というアルバムを聞いた。
レコードだから昔から持っていたのだけど、購入当時はさほど聞き込まなかった・・・
当時は代表的なアルバム「ELECTRIC WARRIOR」や「THE SLIDER」を聞くことが多かったのだけど、最近のお気に入りはコレ。
T-REXを聞かずしてロックを語ることなかれ・・・