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オーガズム

「ドキっ」とするネーミングのカクテル。
若い頃バイトしていたバーでもよく作らされました。
レシピは三通りぐらいあるのですが、僕が覚えたのはバブルの頃だったので、飲んで美味しいタイプではなく、見て楽しい三層になったプース・カフェ・スタイルのオーガズム。
レシピ
コーヒー・リキュール : アマレット : ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム = 1:1:1
作り方
まず、リキュール・グラス(容量30ml程度)に、コーヒー・リキュールを注ぐ。
そこに、アマレットをフロートさせる。
その上に、ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリームをフロートさせれば完成。
温度は事実上室温で仕上がってしまいます。
冷やしていないので、ロングカクテルともいえますが、それぞれのリキュールを順に味わうだけのような・・・
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ブレンダーで作るオーガズム。
このタイプのオーガズムは、冷たいタイプのロングドリンクに分類されるカクテルです。
「ブレンダー」とは、ミキサーのこと。
カクテルの分野で「ミキサー」と言うと、酒を割る飲料全般のことを指すので、カクテルの分野ではミキサーを「ブレンダー」と呼ぶ。
レシピ
ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム = 20ml
コーヒー・リキュール = 20ml
アマレット = 15ml
バニラ・アイスクリーム = カップ半分程度
作り方
ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム、コーヒー・リキュール、アマレット、バニラ・アイスクリームをブレンダーにかけ、それを適切なグラスに移します。
最後にストローを添えれば完成。
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シェークで作るオーガズム。
レシピ
ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム = 20ml
コーヒー・リキュール = 20ml
アマレット = 15ml
生クリーム = 15 ml
ミルク = 15 ml
作り方
シェークして、大型カクテル・グラスに注ぐ。
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レシピによって、味も見栄えも異なります。
種類があねことを知らずに注文すると、連れて行った女性の前でカッコつけようとオーダーしたのにカッチョ悪い結果になるので注意。
バブル世代は三層のタイプが多いのですが、僕が美味しいと思うのはブレンダーで作るタイプでした。
モヒート - mojito -
梅雨も明け、本格的な夏が来ました。
で、夏にお勧めのカクテル。
「モヒート」。

まあ、レシピはどこでも見れます。
こだわり的なとこで言えば「バカルディ スペリオール」使用ということぐらい。
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BACARDI JAPAN LIMITED
http://www.bacardijapan.jp/・・・・・・・・・・
お望みとあれば、アーネスト・ヘミングウェイの愛したレシピも可能ですが、カッコつけたいだけで注文すると痛い目にあうのは今も昔も悲しい男の通る道。
当店では、ミント控えめ、潰すライム控えめ、砂糖ではなくシロップでさっぱりとした感じにしています。
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ベースを色々なリキュールに変えても美味しいです。
たとえば、ラムをカンパリに変えて「イタリアン・モヒート」。
赤が綺麗なモヒートなんてオシャレです。
ロングアイランド アイスティー - Long Island Iced Tea -
Long Island Iced Tea -ロングアイランド アイスティー-ジン 15ml
ウォッカ 15ml
ホワイトラム 15ml
テキーラ 15ml
ホワイトキュラソー 15ml
レモンジュース 30ml
ガムシロップ 1tsp
コーラ 適量 (色づけのため)
1) クラッシュドアイスを詰めたコリンズ・グラスに注ぎ、軽くステアする。
2) レモンを飾る。
3) ストローを添えて出来上がり。
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名前に騙されないに・・1980年代初頭、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドで生まれたカクテル。
紅茶を一滴も使わないで、アイスティーの味わいと色を出したカクテル。
名前の感じから紅茶で割ったカクテルと思いがち。
アルコール度の高いカクテルなので、レモンジュースやコーラの甘味にだまされないように注意!
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マスターからこれ、結構酔いたい人には御得なカクテル。
レシピを見れば判るけど、チャンポンなのね・・・
メニューには載せていないので、飲みたい人は声かけてください。
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その昔、このカクテルが出回り始めていた頃、とあるバーで知り合った女性が僕の隣でこのカクテルを呑んでいました。
ネーミングから、軽いカクテルと思い、自分の見識や経験の枠から超えられない僕としては、スタンダードでない(今はスタンダードだけど)このカクテルを見て、「ふふん」と馬鹿にした振る舞い。
これに「カチン」ときた女性が、
「お隣に同じものを」
と、
大体、ストローで飲むというのが気に入らなかったのですが、美女からのお酒を断るわけにはいかず、クラッシュアイスがこぼれるので、しかたなくストローで頂く。
呑みやすさからなめていましたが、ストローで呑むというのもたたり、20分後にダウン。
自分の器の小ささを思い知らされた思い出のカクテルです。
ジン・アンド・ビターズ

先週の金曜日、近所のライブハウスの打ち上げで、遅くにバタバタと忙しくなる。
若いキーボードの女の子が僕に、
「ジン・アンド・ビターズ」
と注文。
僕は、
「ピンク・ジンじゃなくて?」
「ハイ、出来ればビーフィーターで・・」
かなり嬉しい注文。
若いのになかなかの呑み手とみた。
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ピンク・ジンとジン・アンド・ビターズを混同している人もいますが改めて。
ジンと
アンゴスチュラビターズをシェークしてカクテルグラスで飲むのが「ピンク・ジン」。
ジン・アンド・ビターズはリキュールグラスに
アンゴスチュラビターズを数滴入れ、くるくる回し、グラスの内側全体にビターズを塗ります。
グラスを振り切って、余ったビターズは捨てます。
で、冷えたジンを注いだものが「ジン・アンド・ビターズ」。
なかなかハードボイルドなカクテルだと昔から思っています。
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なんですが、彼女にこれを出すと、他のお店では、なぜかロックグラスにアイスと一緒のところがあるらしく、今回のオーソドックスなタイプのほうが「美味しい」と喜んでもらえました。
僕も断然こちらのほうが美味しいと思います。
まあ、彼女が若い女性というのもあり、オン・ザ・ロックにしたお店があったのかもしれません。
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一説によれば「最古のカクテル」とも言われています。
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現在の仕事になって7年、こちらから「ジンが好きだ」という人に勧めることはあっても、何も言わずに「ジン・アンド・ビターズ」のオーダーを受けたのははじめて。
バブリーなネーミングのカクテルを注文するオシャレさんの飲むカクテルとは一線を画すカクテル。
なんだかうれしくなっちゃいました。
昔は冷えもしていないジンをグラスに入れ、無造作にビターズを降り注いで飲んでいました。
(僕のは安いジンに風味付けとして使用、誇れたものではない・・)
僕にとってもほろ苦い思い出の沢山詰まったカクテル。
レシピは簡単なので、ジン好きの方はお試しください。
チャイナブルー
チャイナブルー - CHINA BLUE -・・・・・・・・・・・・・・・・
レシピ
ライチ リキュール 30ml
ブルーキュラソー 10ml
グレープフルーツジュース 90ml
氷を入れたコリンズ・グラスに注ぎ、軽くかき混ぜる。
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楊貴妃がこよなく愛した「ライチ」のリキュールを使用したカクテル。
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先日、若い女の子二人がやってきて注文。
楊貴妃のことは知っていたので、
「世界三大美女の残り二人は?」と、聞くと、
「私達二人」
との回答。
しばらくして、
「一人思い出した。『秋田小町』」。「そうそう、秋田のお米は美味しいから美人がいっぱい・・・って、なんでやねん!」
「あれ?小野妹子かな・・・」
そんなこととは関係なく、女性に人気の優しいカクテルです。