
キース言うところの「クソの塊」。
僕も買ったもののずっと聴いてませんでした・・・
ジャケットはビートルズの「サージェント・ペパー・・」を受けてのものとはスグわかるし、聴けばストーンズらしいブルージーさは無く、当時のサイケデリックの波に乗ろうというだけの作品に思える。
が、一応はデジタル音源も持っていて、仕事場で久しぶりに聴いた・・・
久しぶりに聴くと、毛嫌いしていたほどではない・・・
で、アナログ盤を自宅から持ってきて聴きました。
なかなか素敵なアルバムなんじゃない?
歳を取って感性も変わったということでしょう。
以前にも紹介した、ストーンズの「カッチョイー!」アルバム。「GET YER YA-YA'S OUT !」の「40周年記念デラックス・エディション」が発売。
「ミッドナイトランブラー」のアルバムバージョンはアルバムリリースに合わせて動画削除されてます。
一番の聴き所の曲でもあります。
購入して大音量で聴いてください。
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ディスク:1は今までと同じ。
ディスク:2
1. 放蕩むすこ (未発表曲)
2. ユー・ガッタ・ムーヴ (未発表曲)
3. アンダー・マイ・サム (未発表曲)
4. アイム・フリー (未発表曲)
5. サティスファクション (未発表曲)
ディスク:3
1. エヴリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース (B.B.キング)
2. ハウ・ブルー・キャン・ユー・ゲット (B.B.キング)
3. ザッツ・ロング・リトル・ママ (B.B.キング)
4. ホワイ・アイ・シング・ザ・ブルース (B.B.キング)
5. プリーズ・アクセプト・マイ・ラヴ (B.B.キング)
6. ギミー・サム・ラヴィン (アイク&ティナ・ターナー)
7. スウィート・ソウル・ミュージック (アイク&ティナ・ターナー)
8. サン・オブ・ア・プリーチャー・マン (アイク&ティナ・ターナー)
9. プラウド・メアリー (アイク&ティナ・ターナー)
10. 恋をしすぎた (アイク&ティナ・ターナー)
11. カム・トゥゲザー (アイク&ティナ・ターナー)
12. ダンス天国 (アイク&ティナ・ターナー)
ディスク:4 (DVD)
1. イントロダクション
2. 放蕩むすこ
3. ユー・ガッタ・ムーヴ
4. 写真撮影
5. スタジオでのキース
6. アンダー・マイ・サム
7. サティスファクション
8. クレジット
当初、グリン・ジョンズプロデュースのこのアルバムは、ツアーに同行したB.B.キング、アイク&ティナ・ターナーと併せて2枚組でリリースする案もあった。
ディスク:1とディスク:3がそれに該当するのだろう。
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以前の記事で、「ロック名盤100選にこのアルバムが選ばれるかは判らないが、ロックのライブ名盤100選には絶対選ばれる重要なアルバムである。」
と僕が言ったけど、今回改めて思うのは、
アナログ時代、この二枚組で発売だったら「ロック名盤100選」にも必ず選ばれる名盤だったろうということ。
後のストーンズはどんどんエンターテイメント性を求めていきますが、いちばんソリッドだった『ベガーズ・バンケット』、『レット・イット・ブリード』発売後の一番重要なアイコンだった時期のライブ。
同時期のライブでいえば、「ギミー・シェルター」などもあるが、「ギミー・シェルター」の場合、ライブ中に死人が出たという話題性が先行するので、ストーンズのライブを楽しみたいならこちらだろう・・・
「ギミー・シェルター」のDVDもリマスタリングされたので購入はしました。
これはこれで、スリリングな演奏がかっこいいです。
ブックレットもかなり豪華。写真も多いです。
ちゃんと和訳もついているし、読み応えは十分。紙ジャケの復刻版もついてます。
ライブのポスターカードもついてます。
ボーナストラックを別CDにしてくれているところもいい。
BB・キングとアイク&ティナ・ターナだけのために購入しても損はない。
くどいようだけど、
このライブ・アルバム聴かずにストーンズ語っている人には温度差をかんじるなぁ・・・・・
中学生の頃、貪欲に洋楽を聴いた。
当然、レコードは高価なので、北にジョン・レノンのアルバムを持っている奴がいると聞けば、共通の友人を介して、そいつの家に押しかけ、南にピンクフロイドのLPを持っている奴がいると聞けば、同じように押しかけ、ステレオを取り囲んでアルバムを聴き、聴き終わるとあーだこーだとガキなりに評論家気取りで討論会をくりひろげた。
ローリング・ストーンズ体験も最初は自分で買ったLPではない。
ストーンズを持っている友人に聞かせてもらったのがこの「ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト」。
数人でいつものように儀式のようにステレオの周りに座り、針を落とす友人。
ストーンズの二代目のギタリストのミック・テイラー参加となるライブ・アルバムである。
「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」から始まるこのライブは、そのころ発売されていたストーンズの最新ライブアルバム「ラヴ・ユー・ライヴ(感激! 偉大なるライヴ)」より、僕には断然良かった。
5曲目の「ミッドナイト・ランブラー」(映画「絞殺魔」にもなった62年~64年に13人の女性を殺したと言われるザ・ボストン・ストラングラー(アルバート・デサルヴォ)をヒントに作った曲)で、僕の気分も最高潮に達したとき事件は起こった。
どこからともなく、
『かっちょいいーー!!』という声がした。
いや、確かに僕も「かっちょいいーー」って叫びそうになったけどさ、それにしても誰が?
その場にいたみんなで顔を見渡し、
「今の、レコードからの声だよね?」
と、持ち主の友人に訊く。
「いや、これ兄貴のレコードであんまり詳しくしらない・・・」
レコードをとりあえず最後まで聞き終わり、また例の部分を聴きなおす。
いつもより討論会が白熱したのは必至であった。
というような思い出たっぷりのレコードである。
(オイオイ『かっちょいいーー!!』の真相はスルーかよ!!!)実は未だに謎である。
まだインターネットの普及していなかった時代、1970年発表のレコードを、僕らが聞いたのは77年頃。
友人の兄貴(レコードの持ち主)もリアルタイムで購入でないので判らないと・・・
80年中頃から(僕の耳に届いた時点)、誰が言い始めたのか、「村八分(バンド)」のボーカルの「チャー坊」が「かっちょいいーーっ!!」の犯人だと噂が広まる。
しばらく信じたのだが、91年にチャー坊本人が否定している。
未だデマが飛び交っている状態。
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が、レコードの良し悪しとは関係ない話。
良いものはイイ!!
僕も小遣い貯めて買いました。

1.ジャンピン・ジャック・フラッシュ
2.かわいいキャロル
3.ストレイ・キャット・ブルース
4.むなしき愛
5.
ミッドナイト・ランブラー 6.悪魔を憐れむ歌
7.リヴ・ウィズ・ミー
8.リトル・クイニー
9.ホンキー・トンク・ウィメン
10.ストリート・ファイティング・マン
プロデューサーはグリン・ジョンズ。
ビートルズの幻のアルバム「ゲット・バック」のプロデューサーである。
これを聴いて、ビートルズが「LET IT BE」をどんな音にしたかったのか想像しても楽しい。
ツアーに同行したB.B.キング、アイク&ティナ・ターナーと併せて2枚組でリリースする案もあった。
5分41秒あたりを注意して聞いてください。「かっちょいーーっ!」って聞こえます。
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ロック名盤100選にこのアルバムが選ばれるかは判らないが、
ロックのライブ名盤100選には絶対選ばれる重要なアルバムである。
上記の「かっちょいいーーっ!」の話は当然、日本だけの大騒ぎ。
『ベガーズ・バンケット』、『レット・イット・ブリード』は好評だったし、未だに色あせないアルバム。
(『スルー・ザ・パスト・ダークリー』が、これら二作の間に発売されるが、ベスト盤なので・・・)
この『ベガーズ・バンケット』、『レット・イット・ブリード』はロック名盤100選に必ず選ばれるであろう名盤。
その二作の後のライブ。
このライブ・アルバム聴かずにストーンズ語っている人には温度差をかんじるなぁ・・・・・
それにしても、なんでジャケットはチャーリー・ワッツ一人が写っているのだろう?
ジャケット撮影はデビッド・ヴェイリー。
上品とは言えないTシャツに、パッツンパッツンのズボン。
重いギターを二本も持って、笑顔でジャンプ・・・・&ロバさん。
ロックかっこいいジャケット100選には・・・選ばれないだろうな・・・・
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