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LS-770A

休業中、片付けとかしていたのですが、ずっと放置していたダンボール。
KENWOODの「LS-770A」というスピーカーが出てきました。
LS-770A 明細
「何?こんなん持ってたん忘れてたわ」
で、記憶をたどる。
この「LS-770A」¥39,800(1台)は「LS-990A(59800円)」「LS-880A(49800円)」の下位モデルでブックシェルフタイプ。
上位2つはフロアスピーカー。
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余談ですが、右、左と決まっているモデルなのに、一本で買う人もいないと思うのだが、なんで当時は一本の価格を表示していたんだろう?
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当時、個人的にはKENWOOD(旧TORIO)の製品はチューナーぐらいしか興味なかったはず。
なんですが、KENWOODが「KL」から「LS」にスピーカー型番を変え、いくつかヒット商品を出しました。
「FMファン」という、当時僕が買っていた雑誌でオーディオ評論家の長岡鉄男氏が、新しく出たこのシリーズを褒めていたから購入したのを思い出しました。
で、この3ウェイのフロントバスレフを購入したのですが、ブックシェルフなのにフロアスピーカーみたいな使い方をして、床に置いていて、LOWが無いなと気に入らず、すぐ押し入れへ・・・・
で、今回せっかくなんで、オープン以来お店で使っているブックシェルフのTANNOYと入れ替えてみました。
カウンターに座ると、ちゃんとブックシェルフとしてベストの位置です。
音を出してビックリ。
高音域に関しては文句なし。
長岡氏、ごめんなさい。
当時は長岡氏がいい加減なこと言ってと腹立ててました。
ハイハットの刻みの輪郭もキッチリ聴こえて気持ちいい。
テストには86年なら、商品開発時期にヒットしていた「BEAT IT」で試しました。
この辺りのサウンドを再生するよう開発していたとは限りませんが83、4年あたりのサウンドを意識して商品開発したはず。
このころのレコードってダイナミックレンジ広いですからね。
好みはいろいろありますが、耳慣れた音源が新たに聞こえます。
低音もしっかり耳に届きます。
23才の頃購入して、短期間でしまい込んでたスピーカー。
34年の時を経て復活。
昔Σドライブの「KA-990」というTRIOのアンプを使っていた時期ありましたが、個人的にはKENWOODのオーディオ製品を購入していたのは珍しい。
DS-5B ニコイチ作戦



70年代後半に流行したミニサイズのコンポ。
80年代のコストダウンしたものと違い、小さくても単品コンポを凌駕する性能で、80年代の「セットでないと機能しない」というものでなく単品でもアンプやスピーカー、チューナーなど販売していました。
先日亡くなられた小林亜星さんのCMで有名なテクニクスのコンサイスシリーズなどが代表格でしたね。
各社高級ミニコンポを出すなか、僕はダイアトーンの「μシリーズ」の2種類を所有しています。
発売の頃はまだ子供でしたが、後にオーディオショップで働いていた時の下取り品です。
80年代のミニコンポはセットじゃないと意味がないので下取り出来ませんが、「μシリーズ」は生産が終わっても人気があり、下取り価格があったのです。
写真の下に定価書いてますが、普通の単品コンポ並みの高額。
ミニコンポなのにプリとパワーが別れたタイプと一つランク下のプリメインアンプのタイプです。
「μシリーズ」はもう一つ最高機種があったのですが、現物を見たことありません。
オークションなどでたまに見かけますが、いまだに高額で手が出ません。
2セット所有しているので、当然スピーカーも2セットとなります。
スピーカーは単独でもかなり売れたDS-5B。
これは「μシリーズ」では共通のスピーカー。
今回のメインの話は、小さいのに一本26,000円もした、重さが一つ3.6キロもする、金属の箱で作られたDS-5Bの話。
各メーカーが当時流行りで作った金属のエンクロージャーの、通称「鈍器系スピーカー」。
いまだに一番人気があるのはDS-5Bと思います(手前味噌)。
密閉タイプの2ウェイ。
ですが、大音量でもしっかり鳴ります。
なんですが、ツィーターの故障率が高い。
ドーム内からボイスコイルまでは極細の銅線で断線率が高いらしいのです。
僕の持っているのも片方ずつツィーターが鳴らない。
まともなのだけで一セットにすればとおもうでしょ?
実はこのスピーカー、シリアルナンバーがついてます。
それをするとシリアルがバラバラで、オーディオマニアには許せん事態となります。
片方ずつ鳴らないので永らく放置してましたが、ひらめきました。
ツィーターを移植して、まともなセットを一つ作る。
そうすれば少なくとも一つのセットは鳴らせます。


で、写真4枚目のように、サランネットを外し、ツィーターを交換。
手の大きさと比較してスピーカーの大きさがわかると思います。
最初、スピーカーの後ろにネジがあるから、そちらで分解かと思ったら、まったく関係なかった。
約40年ぶりにDS-5Bの音が聴けました。
いまだに名器と言われるだけの音質でした。
SX-3


ムシコナーズのCM見てたら、仲野太賀くんの左、長澤まさみさんの後ろにあるスピーカーが気になる。
ビクターのSX-3というスピーカーで、SXシリーズ第一弾の1972~4年ごろのスピーカー。
似た後継機種もあるが、間違いなくSX-3。
スピーカー右下のエンブレムから判断。
以前「嵐にしやがれ」のセットでも見かけた。
僕が中学の時は後継機種に変わってたが、後に名器とわかり、いまだに程度の良いのがないか探してます。
まあコンデンサーなどレストアは要るでしょうが。
ギターにも使うスプルースの木目が美しい。TANNOYでも採用しているドイツのクルトミューラー製のコーン紙のウーハー。
CMセットの小道具として使われてるのももったいないが、ひょっとしたら外のエンクロージャーだけなのかもしれない。
それでもこのCMが流れるとつい気になって仕方ない。
QL-A2 調整

入れ替えたレコードプレーヤー、やはり45回転時に少しワウ発生。
分解して回転切替スイッチに接点復活スプレー。
QL-A2

休業ついでに店のレコードプレーヤー入れ替え。
今までDENONのでかいのを置いてましたが、マニュアルなんで調理とかしている最中にレコードが終わっても手が離せず周りっっぱなし。
以前のフルオートプレーヤーは男の子に譲ってしまった。
同じのあるが自宅で使用。
で、セミオートのビクターのプレーヤーを。
スタートはマニュアルですが、演奏終わればリフトアップして針を戻してくれます。
先日カートリッジをビクターのを使ってると書いたが、元はこのプレーヤーからのもの。
設置してクォーツロックがちゃんと掛かるかチェック。
この機種、回転数切り替えの接点が悪いとロックが掛からない時があります。
赤いランプのところが止まって見えれば回転が正確ってこと。
そんなに高級なやつではないですが、レコードプレーヤー全盛のころと違い、今はダイレクトドライブのプレーヤーというだけで新品で10万以上する。
メーカーは普及クラスの新商品のものを売りたくて、ベルトドライブの方が機械が長持ちして、ダイレクトドライブは壊れると高くつくと、ベルトの良さを強調したりしてるが、ほぼ嘘。
僕のダイレクトドライブプレーヤーはどれも30年以上だけど、まったく大丈夫。
ベルトドライブだと二、三年でベルト交換だし、ストロボスコープとかついてるの無いから回転が狂ってるの気づかない。
今はコスト的にダイレクトドライブは10万切れないらしい。