
いぜんベストを紹介しましたが、ファーストアルバムを紹介。
ジュリー・ロンドンの1955年のデビューアルバム「彼女の名はジュリー」。
ギターとベースだけで歌う名盤。
バーニー・ケッセルのギターと、レイ・レザーウッドのベースが素晴らしい。
僕が二十歳の頃エアロスミスやビクター・ラズロが「クライ・ミー・ア・リバー」をカバーしていて、楽曲自体気に入り、オリジナルを聞きたさに購入。
それ以来ジュリー・ロンドンのファンです。
写真はキングからTOSHIBAに版権が移ってからのアナログ盤。
モノラルを疑似ステレオにしてある。
モノラルのままのほうがありがたかった。
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久しぶりにリー・モーガン。
以前の記事。今回は彼の代表作ともいえる「ザ・サイドワインダー」。
1963年12月21日にレコーディングされてBlue Noteレーベルからリリースされた。
発売されるとBlue Note レーベル空前のヒットとなり、ビルボード・チャートで最高25位を記録。
シングルカットされたタイトル曲も最高81位を記録し、 Blue Note レーベル創設以来の売れ行きとなった。
タイトル曲は8ビートを取り入れたジャズ・ロック調で、大ヒットし今日でもしばしばカバーされるなどして、ジャズ・スタンダードの1つとなっています。
1972年2月18日、リー・モーガンはニューヨークにあったジャズクラブでライブ演奏をしていたが、その2ステージ目と3ステージ目の合間の休憩時間に、愛人のヘレン に拳銃で撃たれ、ただちにベルビュー病院に移送されましたが、ほぼ即死状態だった。
死亡が確認されたのは2月19日午前2時45分だった。
子供の頃習った童謡に「月の砂漠」というのがある。
最近の小学校で習うのかは判らないが、
この曲を初めて聞いたとき、
「なんて寂しい歌なんだろう?」
と、子供心に思った。
特に歌詞。
四番の
「ひろい砂漠を ひとすじに 二人はどこへ いくのでしょう おぼろにけぶる 月の夜を 対のらくだで とぼとぼと 砂丘を越えて 行きました だまって越えて 行きました」
が、特に子供心に悲壮感を感じた。
(習ったことの無い人への補足をするなら、ここでいう「二人」とは、白い上着を着た王子様とお姫様なんだけどね)
なんか、青い月夜の下を二匹のラクダにまたがる無言の王子様とお姫様。
このシチュエーションだけで、色々想像したものです。
「王族のカップルがお供もつけず、なんでだろ?」
「国を追われたのだろうか?」とかetc
情景を歌っただけの歌詞なのですが、当時はかなりロマンチックに感じたものです。
話は変わります。
僕がジャズを語ったりすると笑われそうなのですが、
そんな僕でも、マイルスのマラソン・セッションの四部作ぐらいは持ってます。
でも、ここで紹介するのは
リー・モーガン。
「The Sidewinder」が有名なアルバムですが、今回は「The Rumproller 」。
このアルバムの中に「Desert Moonlight 」という曲があります。
そう、
「月の砂漠」です。
「月の砂漠」は海外のミュージシャンが取り上げた、数少ない日本のスタンダードです。
発表は1965/4/21。
なんでも、彼の最初の夫人が日本人だったそうな・・・・