2011年2月6日にゲイリー・ムーアが亡くなった。
ロックを好きなら名前ぐらいしっているだろう。
J-POPしか知らないという人には、故本田美奈子の「the Cross -愛の十字架-」の楽曲はゲイリー・ムーア提供と言ったほうがなじみがあるだろうか・・
僕のレコード棚にも数枚ゲイリーの作品もあるし、他のアーチストの作品にも参加していたりと、割と耳にすることの多いギタリストだった。
僕らのバンドで演奏した「Wishing Well」もフリーがオリジナルだけど、ゲイリー・バージョンが若い世代にはなじみある。
割と僕の好きなアーチストをゲイリーがリスペクトしているので、色々な場面でゲイリーの姿は目にしていた。
ロイ・ブキャナンなどはゲイリーのお気に入りで、僕も大好きだったので、ゲイリーの「メシアが再び」など色々なところで目にしました。
クリームもそうだけど・・
このブログで話題にするなら、ジョージ・ハリスンとゲイリーの逸話のほうが相応しいだろう。
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ゲイリーが1990年ごろブルースへ転向します。
このときのアルバム「Still Got The Blues」アメリカのブルース・ギターの名手アルバート・キング、アルバート・コリンズらがゲスト参加しているのですが、既に親交のあったジョージ・ハリスンも参加しています。
ここで、既にジョージとの親交があると書いたのですが、翌年ジョージが日本に来る時、フリッツ・ブラザーズのロイ・ブキャナンのモデルのギターを持って来日します。
このギター、ゲイリーも持っているのですが、僕の予想では、ロイ・ブキャナン好きのゲイリーが入手して、ジョージにも薦めたんじゃないかと思っています。
この、軽い気持ちで出した企画物の「Still Got The Blues」が大ヒット。
その後ジョージの誘いでトラベリング・ウイルベリーズの「トラベリング・ウィルベリーズ ヴォリューム3」に参加しています。
一曲目の「She's My Baby」で熱いプレイが聴けます。
1992年4月ジョージ・ハリスンのロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール公演のサポートを担当しました。
ジョー・ウォルシュとともにハリスンのステージにも参加、ムーアは「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」のギター・ソロを弾いています。
これがジョージのファイナル・コンサートとなりました。
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その後、クリームへの参加となります。
まあ、詳しくはファンサイトにお任せします。
僕が最初にゲイリーのギターを聴いたのは、スキッド・ロウ後のシン・リジィの「ブラック・ローズ」でのゲイリー。
普通にありがちなミーハーパターンで申し訳ない・・
ただ、ゲイリー目当てより、フィル・ライノット率いるシン・リジィが意外にポップというのに惹かれたんです。
いまだに大好きなパワー・ポップ・バンドです。
(シンリジィをハード・ロック・バンドと思っているファンには怒られるな・・)
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「メシアが再び」ゲイリー・バージョンとロイ・ブキャナン・バージョン。
ロイや天国の先輩たちとジャムしているのかな・・
ご冥福を祈ります。