<キャスト>
佐藤浩市
綾野 剛 榮倉奈々 夏川結衣 緒形直人 窪田正孝 坂口健太郎
筒井道隆 鶴田真由 赤井英和 菅田 俊 烏丸せつこ
小澤征悦 金井勇太 芳根京子 菅原大吉 柄本 佑
椎名桔平 滝藤賢一 ・ 奥田瑛二 仲村トオル 吉岡秀隆
瑛太 永瀬正敏 ・ 三浦友和
<スタッフ>
主題歌:小田和正「風は止んだ」(アリオラジャパン)
原作:横山秀夫『64(ロクヨン)』(文春文庫刊)
監督:瀬々敬久
エグゼクティブプロデューサー:平野隆
企画:越智貞夫
プロデューサー:木村理津・大原真人・渡邉敬介・浅野博貴・伊藤正昭
脚本:久松真一・瀬々敬久
音楽:村松崇継
共同プロデューサー:藤井和史
ラインプロデューサー:武石宏登
あらすじ昭和64年1月5日。関東近県で漬物工場を営む雨宮芳男(永瀬正敏)の娘・翔子が誘拐された。
犯人はサトウと名乗り、身代金要求額は2000万円。翌日、犯人は金をスーツケースに入れ、雨宮に車で運ぶことを指示した。
喫茶店や美容室など様々な店の電話を次の指令の受け取り場所に指定して各所を移動させ、警察の捜査班を翻弄する。
深夜、郊外の橋から身代金の入ったスーツケースは指示に従って川に投下され、やがて回収されたスーツケースから金は紛失していた。
後日、被害者の少女も死体となって発見される。
昭和天皇の崩御により、昭和64年はたった7日間で終わった。
そして迷宮入りとなったこの少女誘拐殺人事件は、県警内部で「64(ロクヨン)」と呼ばれることになった。
平成14年12月。県警で、かつて刑事部の刑事として「ロクヨン」の捜査にも加わっていた三上義信(佐藤浩市)は、
今は警務部秘書課広報室広報官のポストにあった。
現在、広報室はある交通事故の加害者を匿名で発表したため、県警記者クラブからの突き上げにあっていた。
その急先鋒は東洋新聞キャップの秋川(瑛太)。
三上を始めとする、諏訪(綾野剛)、美雲(榮倉奈々)らの広報室スタッフは、事態を穏便に収めようとするが、
記者たちは加害者の実名発表を要求して譲らない。
そんな中、三上に新たな難題が持ち上がる。
1週間後に全国の警察を統括する警察庁長官が、時効が1年後に迫った「ロクヨン」担当捜査員を激励するために視察に訪れるというのだ。
その時長官は被害者である雨宮宅を慰問する予定なので、雨宮の了解を取り付けろという命令が下される。
三上は「ロクヨン」事件以来、10数年ぶりに雨宮の漬物工場を訪れる。
事件後、妻を病気で亡くし、老け込んでしまった雨宮の姿に愕然とする三上。
彼が長官視察の件を切り出すと、雨宮はその申し出を断った。 さらに記者クラブとの関係も最悪の状態となっていた。
例の匿名問題が、記者クラブ全員で県警本部長に抗議文を持っていくまでに話がこじれてしまったのだ。
記者クラブは実名発表されない限り、長官視察の取材もボイコットすると強硬姿勢に出る。
八方塞がりとなった三上は、まずは雨宮の態度を軟化させる手がかりをつかむため、
捜査一課長の松岡勝俊(三浦友和)をはじめ、かつて「ロクヨン」捜査に関わった人々を訪ねて回る。
そして、三上が複雑に絡み合う事態の収拾に奔走しながら迎えた、長官視察の前日。県内で少女誘拐事件が発生する。
サトウと名乗った犯人は、身代金2000万円をスーツケースに入れ、父親に車で運ぶことを要求した。
14年前の「ロクヨン」とまったく同じようにー
あらすじ
「私、梶聡一郎は、3日前、妻の啓子を、自宅で首を絞めて、殺しました」
県警捜査一課強行犯係指導官、志木和正警視は、連続少女暴行事件の捜査に当たっていた。
犯人確保の電話を待つが、かかってきた電話の内容は、上司からの「現職警察官による、妻の殺人の取り調べを担当せよ」という依頼だった。
自首してきた犯人、元警察官の梶聡一郎は、アルツハイマーに侵された妻を殺害した動機、経緯についてすべて正直に話し、事件は「完落ち」で終わるかに見えた。だが、事件が発生してから出頭するまでの「空白の二日間」について、梶は一切の供述を拒否する。
その後、家宅捜索と新聞社によって、「空白の二日間」に梶は歌舞伎町へ行ったらしい事がわかった。
「空白の二日間」の供述をじっくりと取ればよい、と考えていた志木だが、「歌舞伎町」の悪いイメージが独り歩きすることを恐れた上層部は、保身のため、梶に虚偽の供述をさせるよう志木に強制する。
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横山秀夫氏原作の映画。
直木賞候補の際、ドタバタがあり、ずっと見ていなかったのですが、「64」を観る前にと、本作を観ました・・
なかなか良かった・・・
現代版「砂の器」というのは言い過ぎだろうか?
ストーリーとある朝、いつものように警視庁に出勤した杉下右京と甲斐享。特命係の部屋に向かおうとした所、組織犯罪対策5課の課長、角田六郎に「珍客が来ている。」と告げられた右京達。
部屋に向かうと一人の男性が立ち上がり右京に声をかけた。彼の名は神戸尊。
かつて特命係に在籍し、右京と共に数々の事件を解決に導いてきた人物で現在は警察庁長官官房付となっている。
右京とは知り合いのようだが、自分は初めて会う人物。
右京の紹介を通して、かつて右京の相棒を務めた彼と今現在、右京の相棒を務めている人間として挨拶を交わす享。
一通りの挨拶を終えた尊は「馬に蹴られて男性が死亡した事件を御存知ですか?」と問うてきた。
享の持っていた新聞に載っていた事もあり、右京は無論知っていたが、尊は鳳凰島という聞き慣れない島に行って事故について調べてきてほしいと言うのだ。
鳳凰島は、民間人が私有地として所有している島であり、そこには「民兵」と言う民間の自衛官達が訓練のためにそこで合宿のような生活を送っているが、そこで非合法兵器を製造していると言う噂が立っていたのだった。
その非合法兵器とは生物兵器の事なのだが、そこには防衛省つまり自衛隊が絡んでおり、そこからのOBばかりが揃っており、更には警察と自衛隊には昔から複雑な因縁が絡んでいる事もあり、容易に手を出せない状況にあるとの事。
そこでいつも事件が起こると勝手に捜査に乗り出す特命係に捜査させるように享の父、峰秋からの密命を受けて特命係にまで来たことを一通り説明した尊は強制はしないとしながらも、八丈島経由の鳳凰島行きの二人分のチケットを置いて特命係を去っていった。
残された二人は気が進まないと思いながらも、捜査する事を決め、実況見聞と称して二人は島へと向かう事にした。
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ジャングルでもスーツでいつもの右京さん。
ストーリーも面白かったです・・・
season9 第9話『予兆』では、本作とリンクした前日談が描かれています。
この第9話『予兆』を見てから本作を見ました。
小野田官房長が好きだっただけにショック・・・・・
まさかの結末。